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元セクシー女優が暴露「フリーの女優が稼げてしまう裏事情」。ビデオ出演なしでも“収入青天井”の可能性も

日刊SPA! / 2024年12月28日 15時54分

◆フリーで青天井の稼ぎの可能性も

 ただし、「事務所が最高です。絶対に在籍し続けましょう」と推奨するわけではない。すでに知名度が高く、活動歴があって細やかな部分まで気を配れるタイプは、絶対にフリーの方が向いている。仕事の単価を自分で決められて中抜きもなし、まるっと全てを手に入れられる利点は大きい。

 最近はファンクラブサイトの運用が上手なフリー女優が増えており、ビデオ出演を繰り返すより遥かに高い収入を得るケースが多いのだとか。フリー女優は映像に特化せず、イベント出演やファンクラブサイトなど幅広く活動するのが一般的。これといった制約がないから基本的にどこにでも顔を出せるし、バーやコンカフェのような飲み屋さんにもゲストとして出勤し放題。1カ月のほとんどをイベント出演で埋めて、たまにビデオに出るような稼ぎ方をする子もいる。

 どこかに属しているとまずは映像のオファーを取ることが先決だけれど、しがらみがないとビデオに依存しなくて良い。起用してくれるメーカーの付き合いも自分次第のため、自由にのびのびやれるのがフリーの良い部分だろう。

◆フリー女優の厳しさと事務所の安心感

 とはいえ、フリー女優の文化が広まったのはここ数年のことなので、事務所に入っていないと大手メーカーの作品に出演できないなどのデメリットが生じる。

「フリー女優への差別ではないか」という声も挙がっているようだが、悲しいかなこの世界にやってくる子はちょっぴり不安定。急な休みやドタキャン、音信不通があり得るせいで、「オファーを出したくても出せない」「何かが起きてからでは困る」と心配するクライアントが未だに多く、その結果“安パイ”な事務所に声を掛けがちだ。

 また、フリー女優は自分自身でマネージャーを雇わない限り、完全に1人になってしまう。つまり「間に入ってくれる人間」がゼロになると、請求書の準備や、クライアントのやり取りも全てが自己管理によるものとなる。本名や口座番号など個人情報を相手に与えるとなれば、オファーの可否や付き合う人間の見定めはかなり慎重に進めなければならない。

 仕事の幅が広がって稼げる可能性はあるものの、事務作業や信用問題のデメリットが大きいので、フリー女優が動きやすい体制はまだ整っていないのだろう。相当な実績を積まない限り、企業からの信頼度が低くなるのがフリーの難しい問題。セクシー業界は「事務所所属女優の方が安心」といった風潮がまだまだ強いのが現状である。

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