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新幹線の帰省ラッシュは“地獄”。泣き出す子供、指定席なのに「譲っていただけませんか?」に困惑

日刊SPA! / 2024年12月28日 8時53分

◆急におばあちゃんが泣き出して…

 小宮山美乃さん(34歳・仮名)も、子連れの帰省で思わぬハプニングに見舞われた一人だ。

「私は主人が年末ギリギリまで仕事だったんで、ワンオペで子ども3人を連れて新幹線で帰省しました。

 窓際の席には小学生の2人を座らせ、通路側の席に3歳の娘を抱っこして座っていました。小学生2人は持参したiPadに夢中で、娘も寝てくれてほっと一息ついていたところでした」

 通路を挟んで隣の席のお婆さんが「かわいいね」と声をかけてきたという。

「子どもに話しかけてくれるおばあちゃんって多いじゃないですか。それで『手がかかって大変ですよ』と答えたら、いきなりおばあちゃんが泣き出したんです。

 なんでも、おばあちゃんの息子夫婦に子どもができず、不妊治療をしていたけど、結局うまくいかなかったみたいで。 『孫の顔が見たい』と言いすぎて、お嫁さんに嫌われてしまったと。

 おばあちゃんはおばあちゃんで、ご近所の友達から『孫はかわいいよ』と毎日言われてツラかったそうで」

 約1時間にわたって「うちには1人もできなかったけど、3人もいいわね」と泣きながら話し続けたようだ。

◆実家に到着する前にHPゼロに

「初対面で話すには少しヘビーすぎましたが、私も姑に『また男の子?』『女の子が欲しい』としつこく言われていて、すごく嫌だった経験があったので、内容は違えど、孫に関する催促はだめだよねぇと思いました。ただ、もう何年も息子にも会えていないようで、そこは気の毒でしたね」

 結局、話を中断できず、目的地まで話を聞き続けた小宮山さん。新幹線を降りたときは「どっと疲れが出た」と苦笑い。

「こんなことは滅多にないけど、やっぱり子連れには車移動がいいですね。実家に着く前にHPがゼロになりました」

<取材・文/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

―[年末年始の憂鬱]―

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