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「私が現役だったら…」今年のガールズグランプリは一強?元女王の高木真備が見どころを解説

日刊SPA! / 2024年12月28日 8時23分

 もちろん、佐藤選手以外の誰かに勝ってほしいわけではなく、自分が優勝したいのがグランプリ。久米選手のような動きが“グランプリでできるか”はわからないが、高木さんは「私がまだ現役だったら、こういう動きをしたいなと思いました」と話した。

「私は世界の自転車競技に参加したことがないですが、世界の自転車競技と日本のガールズケイリンは同じようで少し違うのではないかなと、見ていて感じました。だからこそ、一年間通してガールズケイリン選手一本で走っている選手が有利になることもあると思います。そういう利点を活かして戦えるかどうかも見どころの一つです」

◆佐藤選手が負けるとすれば…

 高木さんの話から改めてわかるように、今年のガールズグランプリは佐藤選手がかなり有力視されている。そんななかで、佐藤選手以外の気になる選手を聞いてみた。

「対抗となる選手も一概に誰とは言えないのですが、佐藤選手が負けるパターンの展開があるとするなら、先行選手がカギになるかなと。今回は尾方選手が先行すると予想しています。もし思い切った先行ができた場合、後ろでもつれる展開になれば面白くなりますね」

 この“強い選手が負けるパターン”は、2022年のガールズグランプリの展開に近いかもしれない。「佐藤VS児玉」とも言われていたこの年のグランプリは、お互いに意識しあっていたのもあってか、後方でもつれて2選手ともに落車。競輪ファンとして落車は見たくないが、本命選手が後方でもつれる展開となれば、思い切った先行ができる選手が着内に残る可能性が高まるだろう。

◆元女王が語る「ガールズケイリンの魅力」

 そして最後に高木さんは、ガールズケイリンの魅力が語ってくれた。

「もちろんスピードは武器になりますが、ガールズケイリンは小柄な選手やトップスピードがない選手でも技術の差でカバーして勝てることがあります。その面白さをファンの皆さんに知ってほしいです。今回のグランプリで、スピードに対抗した技術で勝負する戦い方をする選手がいるかはわかりませんが『スピードVS技術』みたいなレースになったら面白いと思うので、選手一人一人の技術面に注目してもらえたら面白いと思います」

 高木さんが話すように、技術を駆使してスピードに挑む選手たちの戦いは、競輪ならではの魅力を存分に感じさせてくれるだろう。各選手が持つ技術や戦略に目を向ければ、レースの楽しみ方も広がるはず。果たして今年のグランプリは、どのような結末を迎えるのだろうか。

取材・文/セールス森田

【セールス森田】
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント

―[高木真備のガールズケイリントーク]―

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