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稼いでいるのに「お金持ちになれない人」に共通している5つの特徴。“30代でFIRE達成”の経営者が解説

日刊SPA! / 2024年12月30日 8時51分

 具体的に言うと、手取りが20万円なら、10~12万円は生活費に。4万円を必ず投資に使い、4万円は旅行や交際費など自分へのご褒美や楽しみに使います。残りの4万円は、自己投資、つまり教育に回しましょう。

 自己成長のために学び続けることこそが成功への鍵です。この配分を必ずしも守る必要はありませんが、ひとつの目安になるのではないでしょうか(ちなみに私自身は資産形成には、給与の20%は費やすべきではないかと考えています)。

 ある程度収入の使い道をきちんと分けておけば、どんな状況でもお金の使い方に迷わなくなります。この積み重ねを続けていくと、確実な資産形成につながるはずです。

◆預貯金の額が、ある一定の額以上にならない

 目標の貯蓄額を設定するものの、「一度目標額を達成するとそれ以上の金額を上回ることがない」というのも、お金が貯まらない人が持つマインドのひとつです。

 まず、大前提として貯金というものは上限額を決めるものではありません。目標額を達成してしまった時点で「もうOKだ」と思うのは、資産形成、すなわちお金を貯めるのが本質的には好きではない証拠だと思います。

 資産形成が本当に好きならば、100万円を達成した後は、次の目標、例えば1千万円、1億円へと挑戦していくはずです。貯蓄へのアクセルを踏み続けられるかどうかは、お金を稼ぐことに対する情熱や好奇心がカギになります。ゲームのスコアを更新するように、資産形成もチャレンジし続ける姿勢を持つことが、お金を貯める秘訣のひとつです。

◆「自分の年収なんてこんなもの」と思い込んでいる

 いまの年収に満足していなくても、「自分の稼ぎなんてどうせこんなもんだ」と諦めてしまう人が意外と多くいます。ただ、年収とは、私たちがどれだけ世の中に貢献しているか、どれだけ自分の役割を全うしているかの証明書のようなもの。仕事をしてお金を得るということは、その分だけ社会に何か価値を提供し、「大人としての責任を果たしている」という証拠でもあるのです。

 年収をただの目標として見るのではなく、それを自分の成績として捉えると、より積極的にお金を増やすために動けるようになります。自分が成長している証が年収として現れるわけですから、そのことを誇りに思い、さらに良い仕事をして、もっと多くの価値を提供しようと思えるようになるはずです。

 まさに「給与明細は大人の通信簿」だと言えるでしょう。ぜひ、年収が高いほどに、「自分は誰かに感謝されているのだ」と考え方を変えてみてください。

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