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義母の嫌がらせにウンザリ、のんきな夫にも腹が立って…年末年始に“義実家への帰省”をヤメたワケ

日刊SPA! / 2024年12月31日 8時53分

イラっとするも、揉めると後々面倒くさいのでグッと我慢するしかなかったと言います。それよりも、義母の悪事に気づかず、のんきにリビングでくつろぐ夫の姿に腹が立ったのだとか。

◆我が子だけ蚊帳の外にされて

「昼過ぎになると、ようやく私たちはリビングに通されました。午後から新年の挨拶のため義弟家族がやって来ると、義母は小学生の孫にお年玉を手渡して。今度はうちの子たちの番だと思っていたら『まだ小さいから、お年玉をあげてもお金の価値がわからないでしょ』と言って、義母は結局何もくれなかったのです。同じ孫なのにあからさまに差をつけられて、はらわたが煮えくり返る思いでした」

葵さんが嫌な顔をすると夫が「母に悪気はないから」と肩を持つような発言をしたので余計頭にきたそう。もう義理もすんだと思い「用事を思い出した」と半ば強引に帰宅したと言います。

◆今後の帰省の仕方を話し合うことに

「数日後、夫と話し合いの場を設けることにしました。その時に、年末年始は義弟家族のように日帰りで義実家を訪れることに決めたのです。ただ遠方なので、近くのホテルで一泊することにして。夫は相変わらず義母の行いの悪さを認めないものの、この条件をすんなりのんでくれました」

夫から「泊りはお互い気を遣うから」と義母にそれとなく断りを入れてもらうことにしたのだとか。

◆義母から自分勝手なLINEが送られてきて

「翌日、義母から怒りのLINEが送られてきました。そこには『あなたは山下家の嫁なのだから、年末年始はうちに泊まるのが当たり前なのよ』と文句が書いてあったのです。あまりに身勝手な言い分にムッとして『私は大樹さんの妻であって、山下家に嫁いだつもりはない』『同じ嫁でも義妹はそちらに泊まっていないじゃないですか』と反撃。さらに『そんなことを言うなら、義母さんとはもうお付き合いしません』とダメ押ししました」

しばらく小競り合いが続くかと思いきや、ここにきて義母が態度を急変させたそう。

「私の機嫌を損ねたことにやっと気がついたのでしょう。その後、義母は『来年は子どもにちゃんとお年玉をあげるわよ』『年末年始に泊まりにさえ来てくれればいいから、またみんなでいらっしゃいよ』とまるで別人のようなLINEを送ってきて。とても義母の本音とは思えなかったので、すべて既読スルーすることにしました」

この出来事を受けて、年末年始に葵さんは子どもを連れて実家に帰り、義実家には夫一人で帰省してもらうことにしたと言います。その方がストレスも溜まらないし、何より義母の顔を見なくてすむので好都合だと考えているのだとか。

初めて義実家へ帰省して痛い目に遭ってしまった葵さん。義母との間で行き違いが生じると、関係が冷めきってしまうことは多々あるようです。ただ長いお付き合いになるので、程よい距離感を保ちたいところです。

<取材・文/菜花明芽>

【菜花明芽】
ライター。ゾッとする実録記事を中心に執筆中。カフェでのんびり過ごすことが好き。

―[年末年始の憂鬱]―

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