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「改悪された」と話題の青春18きっぷで北海道を周遊してみた。“割高感”は否めないが「お得なのは変わらず」

日刊SPA! / 2025年1月1日 8時52分

「改悪された」と話題の青春18きっぷで北海道を周遊してみた。“割高感”は否めないが「お得なのは変わらず」

新夕張―新得間は、青春18きっぷでも特急に乗車可能だ

―[シリーズ・駅]―

 この冬の発売分から複数人で同じきっぷの使用ができなくなり、使用期間も連続する5日間(3日間)と大幅に改正されたJR各社が販売する『青春18きっぷ』。
 改悪と批判の声が上がっているが、文句を言うのはほかの人たちに任せ、新設された3日券を利用し、実際に乗り鉄の旅をしてみることに。

 ちなみに今回選んだルートは、札幌駅から釧路、網走、旭川を巡って再び札幌に戻るルート。時刻表を調べたところ、3日あればグルっと回ることができたからだ。

◆自動改札機で通れるようになり快適ではあるが…

 初日は少し早めに札幌駅に到着したので、駅から5分ほどの場所にある赤れんが庁舎の呼び名で有名な旧北海同庁でプチ観光。

 駅に戻ると駅員のいる有人改札は、外国人観光客らで行列ができていたが、青春18きっぷは今回から自動改札の利用が可能。過去には改札で待たされ乗り遅れたこともあるため、自動改札機でサクッと通れるのはやはり気持ちがいい。

 札幌から新千歳空港行きの快速エアポートに乗り、終点の2つ前の千歳駅で石勝線の普通列車に乗り換え。実は、石勝線の新夕張―新得間は、快速・普通列車が1本も走っていないことから特例で18きっぷでも特急への乗車が認められており、これを利用するためだ。

 ただし、乗り継ぎには難があり、千歳から新夕張行きの普通列車は、筆者が乗った11時台と17時台の1日2本だけ。

 1日で釧路まで行くためには11時台の列車で向かうしかなかったが、新夕張から新得に向かう次の特急列車(おおぞら7号)が到着するのは15時7分。

 新夕張には12時半過ぎに着いてしまったため、待ち時間を過ごせるような場所もないこの駅で2時間半も待つことに。

 なお、JR北海道は先日、3月のダイヤ改正でこのおおぞら7号の新夕張駅の通過を発表。これにより札幌方面から青春18きっぷを使い、1日で釧路まで行くのは不可能になる。一連のルール改正とは関係ないが、ダイヤ改正も18きっぷユーザーにとって大きな壁となってしまったようだ。

◆誰もいない極寒の無人駅の足湯でまったり

 それでも新夕張―新得間は89.4㎞と距離があり、所要時間も1時間弱。札幌から帯広・釧路方面に行く特急は全席指定席だが、グリーン車以外の空いている席なら自由に座ることができる。もちろん、追加料金は一切取られない。

 束の間の特急のありがたみを感じつつ、列車は日高山脈を越えて新得駅へ。駅前には町営の公衆浴場があったため、乗り換え時間を利用してサッと入浴。出発時刻が迫っていたので長湯はできなかったが、さっぱりすることができた。

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