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2年ぶりの帰省で金遣いの荒い両親にイラッ「BMW買うより奨学金の返済に」――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2025年1月4日 8時44分

◆高級車を買う余裕があるなら「奨学金の返済にまとめて充ててほしい」

 山本さんは高校を1年で中退。実は地元で2年ほどのひきこもり生活と3年ほどのフリーター期間を経験し、高卒認定試験を受けて、私立大学の理系学部へ進学・卒業したという経歴を持つ。

「ちょうど大学進学のタイミングで、父が大手家電メーカーを早期退職した関係もあって、私は大学卒業までに600万円以上の教育ローンを借りたんです。母はずっとバリバリ働いてきたし、父も地元の小さな工務店に再就職して、いまの実家に経済的な余裕があるのはわかるんですけど。

 奨学金などの返済がまだ半分近く残る私としては複雑な気持ちですよ……。この帰省で車をBMWに買い替えていたことが判明したんですが、どう考えても私の借金の利子が無駄じゃないですか。そんな買い物する余裕あるなら、私の奨学金の返済などにまとめて充ててほしいです」

◆金遣いが荒い両親に「節約しろ」と言われても…

 折に触れて数万円単位のお小遣いやお年玉をもらえるのは、あくまで奨学金返済のためのお金という名目のようだが、山本さんの両親は両親で我が子の金遣いに不安を抱いているらしい。

「買い物依存症的な傾向がある母に、節約や貯金について口うるさく言われることが個人的には一番何だかなあ、と感じる部分です(笑)。我が家は2年前に子供も生まれ、額面はともかく可処分所得の感覚的には20代半ばからほとんど変わっていない。奨学金などを返済しながら毎月5万円に満たない額を地道に貯金しているのに、そういう金遣いを見せつけられると、そりゃあイラっとしちゃいますよね……」

 娘が独り立ちして経済的にも余裕ができた物欲高めな両親と、思うように給料が上がらないなかで奨学金返済に追われる子育て世代の娘。両親の老後など一人っ子の山本さんの不安は尽きない。

「両親ともにいまは健康で働いているからいいんですけど、実家の資産状況などに関してはイマイチ信用できないところがあって、実際にその心配は伝えています。当人たちは笑って「大丈夫、大丈夫」「迷惑はかけない」と言うだけですけど……。本当に大丈夫であることを祈るばかりです」

<取材・文/伊藤綾>

【伊藤綾】
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii

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