数年ぶりに帰省したら実家が“ゴミ屋敷”になっていた。「家を出るつもりはない」弟との関係が悪化し…
日刊SPA! / 2025年1月4日 8時53分
※写真はイメージです
年末年始は実家に里帰りする人が多いはずだ。しかし、家族の関係が原因で帰省に気が重くなっている人も少なくない。東京都内に住む大林博之さん(仮名・43歳)もその一人である。
◆“家族”に悩まされ続けた人生
大林さんには3歳年下の弟・明夫さん(仮名・40歳)がいるが、昔から彼が起こすトラブルに巻き込まれることが大きな悩みだという。
「弟は幼い頃から問題ばかり起こしてきました。小学校時代はクラスメイトと喧嘩なんてしょっちゅう、中学に入ると引きこもりがちになりました。弟が実家の一室を占領していたせいで、僕は一人部屋を与えてもらえませんでした。
両親は僕達が幼い頃に離婚したため、母親は毎日のように仕事に行っていました。そのため、家では弟と二人きりになることが多かったのですが、それが嫌で近所に住む祖母の家で宿題をしたり、夕飯をご馳走になっていました」
学生時代、ほとんど祖母に育てられた博之さんは真面目に成長し、高校受験では進学校に合格した。その後、大学を経て広告代理店に就職。一方、弟の明夫さんはろくに高校にも通わず、どうにか卒業したものの、その後は定職に就かずフラフラと過ごしていたという。
「でも、母親は弟に甘かったんです。僕は大学が全寮制で、社会人になってからも一人暮らしでしたが、弟はずっと実家で暮らしていました。その結果、母とは連絡を取っていたものの、弟とは次第に疎遠になっていったんです」
◆引きこもりの弟は結婚式には呼べない
その後、博之さんは27歳のとき、知人の紹介で知り合った女性と結婚。結婚式は親族のみで行う予定だったが、博之さんは弟に会いたくないという理由から相手の両親と自分の母親だけを招き、わざわざ海外で挙式を行ったという。
「弟は問題を起こすだけでなく、とにかく性格がだらしないんです。引きこもっていたときは部屋を片付けないし、何日も風呂に入らないことさえありました。結婚式の直前に母に弟の様子を尋ねたところ、髪もヒゲも伸び放題で、とても妻の親族に会わせられる状態ではないと聞いて、式には呼ばないことに決めたんです」
結婚式に呼ばなかったことをきっかけに、博之さんはさらに弟との距離を置くようになった。その後、弟が結婚したという話を聞いたときは、「大丈夫だろうか?」という心配とともに、「これで少しは落ち着くかもしれない」と安堵が入り混じる複雑な思いだったという。
しかし、博之さんの淡い期待は無情にも打ち砕かれることになる。
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