1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

特殊清掃員が明かす「冬のお風呂で突然死」の壮絶現場。“ヒートショックのリスクが高い家”には共通点が

日刊SPA! / 2025年1月12日 15時54分

 さらに浴槽のつくりがFRPというプラスティック素材だとニオイを吸い込みやすく、さらに換気扇が24時間回っている浴室はかなりやっかいだという。

「換気扇が回りっぱなしだと、ダクトの中にニオイが吸われて染みついてしまい、風呂場が完全にキレイになっても換気扇を回すと、染みついた匂いが風呂場に戻ってくるケースが多いです。誰しも自分がヒートショックで死ぬとは思わないので、注意喚起できるようなことではないのですが」

◆浴室でのヒートショックを防ぐために

 冬になるとどうしても増えてくるヒートショックによる死亡だが予防法はあるのか。

「とにかく、脱衣所にハロゲンヒーターなど暖房器具を置いて、普段過ごしている部屋と同じくらいの温度に保つことが大事です。浴室もできれば暖房機能をつけたほうがいいのですが、難しければ脱衣所の暖房器具で浴室も同時に温めてください。あとは、事前に暖かいお湯を浴室全体にまき、室温を上げておくのもよいと思います。防水加工のスマホケースをつけて浴室に持ち込むなど、体調が悪くなった時にすぐ救急車を呼べるような状況を作っておくのもいいですね」

 湯船に入る時も、手足などにかけ湯をして、熱いお湯に慣れてから湯船につかるなど、急激な血圧変化が起きないような工夫をしたほうがよいという。

<取材・文/山崎尚哉>

【特殊清掃王すーさん】
(公社)日本ペストコントロール協会認証技能師。1992年、東京都大田区生まれ。地元の進学校を卒業後、様々な業種を経験し、孤独死・災害現場復旧のリーディングカンパニーである「ブルークリーン」の創業に参画。これまで官公庁から五つ星ホテルまで、さまざまな取引先から依頼を受け、現場作業を実施した経験を基に、YouTubeチャンネル「BLUE CLEAN【公式】」にて特殊清掃現場のリアルを配信中!趣味はプロレス観戦

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください