1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

SUPER EIGHT 20年駆け抜けた男たちの熱いパフォーマンス!

日刊SPA! / 2025年1月14日 7時0分

ライブ終盤になると、バンドセットの楽曲中心。『ツブサニコイ』『High Sprits』、そして『ズッコケ男道』をバンドアレンジでも披露し、“声と楽器”で音楽を届けた。愛機を手にしたことで、彼らの音楽は一層奥行きが増す。「男臭い」なんて言葉は今の時代使いづらいが、そう例えたくなるくらいじっとりとした汗と、がむしゃらな躍動がそこにはあった。

「もうひと暴れしようぜ!」(安田)、「声出すぞ!」(横山)。そんな煽りも手伝い、ファンのコールとクラップにもどんどん力がこもっていき……『LIFE 〜目の前の向こうへ〜』で、爆発。〈何か失って、失って かけがえのないもの手に入れて〉〈僕は一人じゃないから〉と、諦めず前に進む覚悟を歌った同曲は、彼らにとって初めてのバンド曲(表題曲として)。そんなもう一つの原点を、磨き続けた腕と声で魅せる時間はまさしく圧巻だった。

本編最後のあいさつでは、「心配させちゃったり、困らせちゃったりしたと思う」(丸山)という言葉もあったほど、苦労の連続だったSUPER EIGHT。20周年を迎えられたことは、彼らにとって“奇跡”なのかもしれない。しかし、20年かけて全員でできることを増やしてきた彼らが、何度もぶち当たった変化に一緒に立ち向かってきた彼らが、20周年という節目にたどり着いたのはきっと必然だ。信頼で結ばれた5人と熱いファンがいれば、途中で何が起きてもいずれここまでこられた気がしてしまう。そんな、エネルギーと逞しさを感じるパフォーマンスだった。

本編ラストは、再びマイクを持ち最新曲『LIFE GOES ON』を歌唱。途中、涙をこぼした横山を見て肩を寄せ合った彼らは、広いドームの中央でファンへの感謝と“この先”への思いを丁寧に歌い上げた。

この全力でぶつけまくった気持ちが、ファンに届いていないはずがない。アンコールを受け、メドレーと『軌跡とキセキ』を歌いそのまま終演するはずだったが、興奮冷めやらぬ観客の熱い要望により異例のダブルアンコールへ突入した。すっかり楽屋モードに切り替わり、ゆるゆると登場した5人は、最初こそ一本締めで終わらせようと思ったが、ファンはそれでは満足できない様子。「チケット分はやったやろ!?」(村上)と、くだを巻きつつも、すぐさま裏と連携を取り『無限大』を披露した。公演時間は、想定よりはるかに長い3時間40分超となった。

「やっぱこれやな!」「良い曲やなぁ!」と言いながら、ステージを後にした5人。彼らの背中には、20年間一切妥協せずに生きてきた強さと優しさが滲んでいた。

取材・文/松本まゆげ 撮影/後藤 巧

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください