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たこ焼き屋を営んでいた50代男性の後悔。「タコの代わりに入れたもの」がバレて店が潰れるまで

日刊SPA! / 2025年1月19日 8時53分

たこ焼き屋を営んでいた50代男性の後悔。「タコの代わりに入れたもの」がバレて店が潰れるまで

※画像はイメージです

ズルいことをすると必ずバチが当たるものです。少なくとも、私は小さい頃から親にそう言い聞かされて育ちました。
それを証明するかのように、日々のニュースではズルいことをしてバチが当たる人々の話をよく目にします。今回は、自らの失敗談を赤裸々に語ってくれた男性のバチ当たりエピソードをご紹介します。

◆2代目たこ焼き屋主人の悩み

今回、オンラインで取材に応じてくれた新沼さん(仮名・50歳)。大阪某所で2代目としてたこ焼き屋を営んでいますが、ここ最近は経営が苦しいとのことです。

「ウチは駅前にあることもあって、会社帰りのサラリーマンや学生に人気のお店でした。……はい、過去形です。最近は原材料や燃料費が値上がりし、客足も遠のいて、毎月の売上が大幅に減っています。このままだと転業も考えなければならない危険水域です」

新沼さんのお店は、カリッとした皮と特製の生地が特徴で、地元で評判の店でした。しかし、受け身の商売であるため、経営に関する苦労は絶えなかったといいます。

◆赤字覚悟のイートインコーナー

新沼さんによると、お店の近くの人通りが明らかに減ったといいます。その原因の一つが、駅の反対側にオープンした複合商業施設でした。

「ショッピングモールができてから若い人たちの姿が激減しました。たぶん、たこ焼きなんかより興味を引く食べ物がたくさんあるんでしょうね。もうここまで来たら、閉店覚悟で起死回生を図るしかないと思いました。そこで、先方にあってウチにないもの……それを導入することにしました」

昔ながらの間口が狭い窓越し販売スタイルだった新沼さんのお店。一念発起して銀行から融資を受け、倉庫を改装してイートインコーナーを作ったそうです。

◆30%価格を下げて勝負することに

地元の信用金庫に勤める幼馴染の協力で300万円の融資を受け、10人ほどが座れるイートインスペースを設置。さらに、チラシを作成して3か月後にリニューアルオープンしました。

「最初の1週間は大勢のお客様が来てくれましたが、その後はまた閑古鳥が鳴くように。今は金融機関への返済もあり、何がなんでも売上を上げなければならない状況です」

原因を分析した結果、価格設定が高いと判断した新沼さん。現行価格より30%下げることで勝負に出ることを決めました。

「お財布に優しい価格は魅力的だと感じました。チラシ屋さんにお願いして、値下げをアピールするチラシを作成しました。そして、新価格で勝負です」

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