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「109のアパレル店員時代、母子の霊をお祓いして…」話題の“ギャル霊媒師”が明かす半生

日刊SPA! / 2025年1月20日 15時53分

飯塚:“ギャル霊媒師”と呼ばれる前から、そもそも私はギャル。

 18歳のとき、ギャルの登竜門・109のアパレル店員になったんです。4人の採用枠に応募が400人の狭き門を突破するため、店のコンセプトに合わせて、真夏なのにファーのベストを着て面接を受けました(笑)

 洋服の知識はゼロでしたが、ギャルはとにかく気合! 熱意だけで合格したようなものです。

◆「マルキューの江原さん」として有名占い師に

──正体を隠していたはずが、“ギャル霊媒師”として知れ渡ったそうで。

飯塚:あの頃の109は4階の非常階段に幽霊がよく出るといわれていて、引き寄せられるように、私が勤める店がまさにその真横で……。

 ある日の営業中、地震でもないのに突然、飾ってあったディスプレイがバタバタと落ちてきて、お客さんは全員逃げ出すわ、店のスタッフはパニックになるわで大騒ぎになったんです。

 ただ、私には洋服のラックの裏に、母子の霊が見えちゃってた。みんな逃げ出して人目もなかったので、「今だ!」と手刀を斬ってお祓いしました。

 ところが、遠目から副店長がその様子を見ていて、「え!? 今、何してたの?」ってツッコまれて。霊媒師だと明かしたら、今度は他の店員が「ギャーッ!」と驚いてしまったんです。

──騒動はそれで収まったんですか?

飯塚:それが109の店員の間で、怖いくらいよく当たる占い師がいると噂になって……。当時、テレビ番組『オーラの泉』の江原啓之さんが大人気で、“マルキューの江原さん”とあだ名を付けられました。

 お昼休みをとるスタッフルームでは、「今日、マルキューの江原さんが来る」と、占ってほしい店員が私を待っていたり、業務で各店舗の売り上げを聞きに行っても「私の運気、どうですか?」「彼氏とケンカしちゃって。どうすればいいですか?」と逆に聞き返されたり。

 憧れの109で働いているのに、服を売ってるんだか、占いをしているんだかわからない日々でした(苦笑)

◆老舗占い店で頭角を現しテレビ出演するも……

──その後、老舗の人気店「占いの館・渋谷本店」で占い師として頭角を現したそうですが。

飯塚:渋谷中に私の噂が広まったらしく、スカウトされたんです。

 ありがたいことにすぐにお客さんがついて、「ギャル霊媒師」の肩書と霊媒師家系の3代目という出自が後押しになったのか、新春特番の『さんまのまんま』(フジテレビ系)など、多くのテレビに出演しました。

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