1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「寝る前のドカ食い」をやめられない27歳女性。6年間で体重は30kg増加、若くして糖尿病に

日刊SPA! / 2025年1月22日 8時53分

「寝る前のドカ食い」をやめられない27歳女性。6年間で体重は30kg増加、若くして糖尿病に

21歳頃の横田さん

昨今SNSで「#ドカ食い気絶部」のハッシュタグが流行中。いわゆる暴飲暴食とは違い、食後に急激な眠気を得ることを目的としてドカ食いをする行為だ。「気持ちよく寝るために食いまくる」という女性たちが抱える“心の闇”とは……?
◆ドカ食い気絶すること6年、27歳にして糖尿病に…

ドカ食い気絶が習慣化し、若くして糖尿病を患った女性もいる。「寝る前のドカ食いは自分を守るための手段」と語るのは、フリーターの横田優さん(仮名・27歳)。事の発端は、中学時代のいじめだ。

「当時は体重が60㎏で給食の時間に『豚がエサ食ってる』と笑われたことがトラウマになり、高校で拒食症を発症。一日漬物をひと切れだけという生活で体重が28㎏まで落ちて入退院を繰り返していました。それが一転、蒸しパンを食べたことがきっかけで今度は過食症に。それからは菓子パン30~40個を買い込み、ドカ食いするようになったんです」

◆「嫌なことがあっても食べればマイナス思考が停止できる」

21歳頃からは、「もはやドカ食いをしないと眠れなくなっていた」という。

「飲食店で働き始めてから人間関係のストレスが積み重っていて、深夜に小腹がすいて夜食を食べたら深い眠りにつけたんです。嫌なことがあっても食べればマイナス思考が停止できることに気づいて、自分の意思とは関係なく発作的に貪るような感じでした」

暴食の内容は、主に油っぽいモノや炭水化物だという。

「3合分のマヨネーズ混ぜご飯を作ったり、マーガリンと砂糖を混ぜたものを舐めたり、お餅を45個食べたこともあります。日雇いバイトでまとまったお金が入ったら、コンビニで5000円ぐらい買っていました。両親は私に無関心で、異常な行動にも何も言わなかったですね」

◆睡眠薬を処方されても「ドカ食いしないと眠れない」

21歳の体重50㎏から、6年間で80㎏まで増加。’24年末、異変を感じて病院に行くと糖尿病と診断された。

「倦怠感に加えて、水分を摂っているのに常に喉が渇いている状態で、医者から糖尿病の症状だと言われました。ただ、年齢も若いしそこまで深刻に捉えてないかも……。カウンセリングを受けても、それがストレスになって過食してしまう。睡眠薬も処方されていますが、効きが悪いのでドカ食いしないと眠れない。今の目標は、一日3食だけで普通に過ごせるようになることです」

体からのSOSと真剣に向き合わなければ、若くして糖尿病になることも。突然死のリスクも高まっている。

取材・文/週刊SPA!編集部
※1月21日発売の週刊SPA!特集「[#ドカ食い気絶部]の危険な実態」より

―[[#ドカ食い気絶部]の危険な実態]―

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください