佐々木朗希「ポスティング狂騒曲」はドジャース入団で決着。大谷翔平に続く「獲得失敗」で“解体危機の球団”も
日刊SPA! / 2025年1月22日 15時48分
ドジャースの球団幹部に、いち早く佐々木獲得の一報を伝えたのも大谷だったというニュースも漏れ伝わっている。佐々木がドジャース加入を決めた背後には大谷が“暗躍”していた可能性も否定できない。当然、同郷の憧れの先輩から“一緒にプレーしよう”と声をかけられれば、断る方が難しいはずだ。
◆ブルージェイズは大谷に続く「失恋」に…
ただし建前上は、そのドジャースと並んでパドレスとブルージェイズが佐々木獲得を最後まで争ったとされる。特にブルージェイズは、1年前のオフに大谷獲得に失敗した過去もあり、2年連続で日本の宝を逃すまいと、かなり本気だったはずである。
その証拠に、佐々木との交渉が最終局面を迎えた時点で、佐々木と球団幹部が話し合いを持った場にボー・ビシェット、ドールトン・バーショ、チャド・グリーンといった主力3選手が同席していたという。特にビシェットはブルージェイズの顔とも呼べる選手で、佐々木獲得の切り札として登場したのではないか。
◆佐々木の獲得希望球団に対する“宿題”に批判の声も
しかし、佐々木はブルージェイズを選ばなかった。一部報道によると、佐々木は1次選考を突破した8球団に対して、ある宿題を課していたという。23年から24年にかけて、なぜ佐々木の速球(の平均球速)が落ちたのか。その原因を突き止め、二度と起きないと保証するためのプランを提示させるというもの。これに対して、一部では「上から目線」「何様」という批判めいた意見もあったが、それだけ球団探しに本気だったとも考えられる。
結局、佐々木のお眼鏡に叶ったのは大本命ドジャースだったわけだが、心配になるのが最後の最後に落選の憂き目を味わったブルージェイズの将来だ。
◆FA補強において常に敗者だったブルージェイズ
繰り返しになるが、ブルージェイズは昨年も大谷の最終2候補まで残っていたがあえなく落選。のちに誤情報と判明したが、「大谷がトロント行きの飛行機に搭乗した」というフライング報道まで出た末の獲得未遂だった。
ヤンキース、レッドソックス、レイズ、オリオールズといった強豪ひしめくア・リーグ東地区に所属するブルージェイズ。実はここ1年の間に大谷、佐々木以外にも、フアン・ソトやコービン・バーンズ、マックス・フリードといった大物FA選手をことごとく取り逃してきた。FA補強において、常に敗者だったわけだ。
◆中心選手のFAでチーム解体の危機に?
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