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「恐怖心でデートを早く終わらせたかった」結婚を諦めかけた元引きこもり38歳男性…結婚相談所で必死に婚活した“意外な結末”

日刊SPA! / 2025年1月23日 8時54分

「繊細だからこそいろいろなことに気がつくのだと思います。でも、それだとこれから他人と生活をする時にせっかく手に入れた相手との関係を悪くするだけ。感情をセルフコントロールできない人はとても結婚生活が苦しくなりますよ」とアドバイスし、「テツヤさんが正しいときもあると思う。でも全部一回、まぁいいか」と口に出すようにアドバイスしました。

 素直なテツヤさんはそれを実行。当初「はなかなかうまくいかないことも多々ありましたが、感情をコントロールすることの大切さがわかってきてくれてからは、穏やかな一面が増えました。

◆「共感力」を身につけるための考え方

 もともとコミュニケーションの経験が乏しかったテツヤさんは「共感力」にも欠けており、好きなことなども偏りがありました。テツヤさん自身、共感することは理解しているものの、「相手に合わせること」と思っていて、とても苦しかったようです。

 そこで、これも魔法の言葉を授けることにしました。相手の価値観や考えを聞いたら「なぜ?」と深掘りをしていくこと。たとえば、「私は映画が好きなんです」「僕も好きです」てつやさんが今まで共感だと思っていたのはこれです。

 しかし、魔法の言葉を使うと、「私は映画が好きなんです」「なぜ好きになったんですか?」「父がよく映画に連れて行ってくれて……」「僕も幼少期は両親と映画によく行きました」と深いところでつながることができるわけです。

◆価値観の裏側にある意図まで理解する

 さらにその価値観の裏側になる意図となることも理解できるので、好きなことだけでなく嫌いなことも、なぜそれが嫌なのかが理解でき、地雷を踏む回数が減ります。

 これを繰り返した結果、恋愛下手だったテツヤさんも見事成婚。成婚後は「早織さんにはたくさん嫌なことを言ってすみませんでした」と言われました。本当に傷つくことを言われたこともありましたが、結果幸せそうなテツヤさんを見て、諦めずに関わってよかったと心から思いました。

 先輩仲人からは「成婚料は別名“慰謝料”ともいう」と言われていたこともあり、私にとっても「たとえ傷つけられても幸せを作れればOK」という教えを思い出すきっかけにもなった成婚でした。

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「最短成婚成功の秘訣マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_)

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

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