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漫画を盗んでおきながら、警察に「むしろ私は被害者」と主張する20代女性にア然…漫画喫茶の元店員が明かす“迷惑客”

日刊SPA! / 2025年1月24日 15時51分

漫画を盗んでおきながら、警察に「むしろ私は被害者」と主張する20代女性にア然…漫画喫茶の元店員が明かす“迷惑客”

※写真はイメージです

 迷惑客やカスハラ(カスタマーハラスメント)が社会問題となっている。その理不尽な言動は、対応した従業員にトラウマを植え付けかねない。
 今回は、漫画喫茶で働いていた経験のある松下友作さん(仮名・40代)が、窃盗犯やサービス券目当ての悪質クレーマーなど、驚くべき実態を明かす。

◆窃盗犯の女性が「むしろ私は被害者」と主張

「窃盗されるのは日常茶飯事でしたね。防犯タグが貼ってあるのに、よく盗むものだなと思っていました」

 松下さんの店は、東京都内の繁華街にあった。それも山手線の主要駅である。迷惑客も少なくなかった。

 とはいえ、漫画や雑誌などの窃盗は当然、出入り口の防犯ゲートで音が鳴る。たいていはスタッフに呼び止められて「すいませんでした」と謝るのがオチだ。しかし、そこで常識外れな行動をする客もいるのだとか。

「20代後半の女性で、どう見ても窃盗をするようなタイプではなかったのですが……」

 この女性は、バッグから漫画が出てきても何食わぬ顔で「間違ってバッグに入ったのよ。悪いことはしていないから、警察でも何でも呼べば?」と開き直ったという。

「さらに驚いたのは、交番まで連れて行くと、彼女が『勝手に窃盗犯みたいに扱われて、むしろ私は被害者』みたいなことを言ったんです。この態度にはスタッフ全員が『“盗人猛々しい”とはこのことだ』と怒っていましたね」

◆警察も呆れる大学生の態度

 窃盗犯で印象に残っているケースはほかにもあるという。

「メガネをかけた大学生らしき男性が捕まったときに、なぜかドラマのセリフのような格好つけた感じで『フゥ、やっちまったぜ……』って。本当に謎でしたね。

 彼は交番でもパイプ椅子に足を伸ばして座っていました。『君、警察のお世話になるのは初めて?』と聞かれても、『まっ、そういうことになりますわな!』みたいなテンションでした。終始ドラマのような口調で対応していたので、警察も呆れていました(苦笑)」

 窃盗が相次いでいたことから、要注意人物などは情報共有されていた。“ナイフを所持しているかもしれない”と噂の人物が来店した際には、廃棄予定の漫画や雑誌を体の前後に巻きつけて、もしもの場合も大丈夫なように臨戦態勢でレジにのぞんだことまであるという。「何事もなく退店してくれたときはホッとしました」と振り返るが、漫画喫茶のスタッフも楽じゃないのだ。

◆3時間に及ぶ“地獄”の説教の果てに…

「私の働いていた店は場所柄なのか、毎週のようにトラブルが絶えなかったんです。そして、その処理が自分にも回ってくることがありました」

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