「制限速度で走る車」にイラついてあおり運転したら“覆面パトカー”だった…調子に乗った20代男性の末路
日刊SPA! / 2025年1月24日 8時52分
※画像はイメージです
自動車運転免許を取得するためには、運転の技能教習はもちろんのこと、交通法規を習得するための筆記試験があります。それらは、公道を走行するにあたって必要不可欠なスキルです。
ところが、めでたく免許を取得したにもかかわらず、いざ公道デビューをすると自動車教習所では習わなかった出来事に直面することが少なくありません。今回取材に応じてくれた初心者ドライバーもその1人でした。
◆急遽転勤を命じられて運転免許が必要に
畜産関連の輸入商社に総合職として勤務していた鎌田さん(仮名・24歳)。入社後1年間は総務部に所属していましたが、2年目を迎える直前に地方への転勤を命じられました。
「ある日、総務部長が私の席までやって来て『鎌田くん、君はとてもコミュニケーション能力がありますね。何度か飲み会での君を見ていて、そう感じていたんですよ』と言われました。
一体何のこと?と思いましたが、要するに『人当たりが良いから営業職が向いている』とのことでした。総務部は自分のペースで仕事もできて居心地が良かったのですが、4月からなんと営業部へ転籍となりました。しかも、東京とは真逆の地方営業所への異動なんです」
まさに青天の霹靂だったそうですが、異動の打診の最後に「あと、会社持ちで自動車運転免許を取得してほしい」と言われた鎌田さん。その日から都内の自動車教習所に通うことになったそうです。
◆ようやく免許は取れたものの……
学科試験は問題なくパスしていたのですが、路上教習で手こずり、同期の教習生より多く追加試験を受けたという鎌田さん。なんとか免許は交付されたものの、全く自信がなく、8歳年上の兄に助けを求めたそうです。
「某自動車メーカーの営業をしている兄は、学生のころ自動車部に入っていた大のクルマ好きなんです。
私が免許取得の報告をすると、とても喜んでくれて『そうか、おまえもクルマデビューだな。俺のクルマをしばらく貸してやるから、プライベート教習付き合ってやる』と言ってくれました。とてもじゃないですが、1人で運転なんて全く想像できなかったので、兄には感謝です」
それからというもの、週末を利用して鎌田兄弟は都内の幹線道路や首都高で運転の練習に励んだといいます。
◆教習所で習わなかった兄からのアドバイス
赴任までの日が迫るにつれ、鎌田さんの運転技術も少しずつ上達し、運転中も兄との会話ができるほど余裕が出てきたそうです。
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