「資産10億円、年間家賃収入4000万円」でFIRE達成の元サラリーマン。不動産投資が“負けない”投資といえるワケ

◆投資の考え方にも通じる「お金の使い方」

不動産投資といっても闇雲に物件を買っていいわけではありません。ちゃんとその物件の周辺地域には「住む人がいる」という需要の底堅いニーズを確認して。物件の購入金額はどれくらいか、家賃相場はいくらか、利回りがどれくらいか、という条件を照らし合わせた上で、吟味して物件を購入しています。私の自分にとって合う物件を考えて、コツコツ買っていったからこそ、現在の約年間4000万円という家賃収入に繋がっています。

投資の考え方だけでなく、普段の生活における「お金を貯める」や「お金を使う」ということも私はユニークだと周囲から言われてきました。私自身の人生のモットーは「楽しく暮らす」ですから、仕事においても、何かを買うことも「浪費」にならないように考えて一つ一つ法則を考えてきました。

お金を「稼ぐ」「貯める」「増やす」「使う」という観点でお金・投資にまつわる法則・考え方を解説していきたいと思います。どうぞお付き合い下さい。

構成／上野 智（まてい社）

【村野博基】
1976年生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手通信会社に勤務。社会人になると同時期に投資に目覚め、外国債・新規上場株式など金融投資を始める。その投資の担保として不動産に着目し、やがて不動産が投資商品として有効であることに気づき、以後、積極的に不動産投資を始める。東京23区のワンルーム中古市場で不動産投資を展開し、2019年に20年間勤めた会社をアーリーリタイア。現在、自身の所有する会社を経営しつつ、東京23区のうち16区に計28戸の物件を所有。さらにマンション管理組合事業など不動産投資に関連して多方面で活躍する。著書に『43歳で「FIRE」を実現したボクの“無敵”不動産投資法』（アーク出版）

―［FIRE投資家が教える「お金・投資」の本質］―