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「真剣交際だと思っていた」年下女性に“騙された”43歳独身男性の後悔。「一気に自分の人生がむなしくなりました」

日刊SPA! / 2025年2月7日 15時51分

「そこで、20年以上ぶりに敦子と再会したんです。敦子はいい意味で変わってなくて、アラフォーなのに20代に見える若々しさでした。

 というか、昔はちょっとイモっぽいダサさがあったんですけど垢抜けていたので、むしろいまのほうがかわいく見えるぐらいでテンション上がりました。

 ほら、内田有紀さんって若いときより今のほうがかわいいんじゃないかって思うじゃないですか。ちょうどそんな感じで(笑)」

◆月2、3回もドライブデートや映画デート

 その日は正治さんが積極的に敦子さんへアプローチした甲斐もあって、“お決まりコース”でラブホに連れ込むことに成功。それからも二人は連絡を取り合い、月2、3回のペースで会うようになっていたんだとか。

 会うたびに身体の関係は持っていたものの、ドライブしたり映画を観たり食事をしたりと、デートしてからラブホに行くパターンが多かったといいます。

「大人になると、わざわざ『好きだよ』って告白したり『付き合おう』って確認取ったりせずに、自然とお互いが彼氏彼女だった認識して交際が始まってること、けっこうあるでしょ。だから僕はもう敦子と付き合ってるつもりでいたんです。

 で、お互いにいい歳だし、敦子も結婚したいんだろうなって思ってたんで、半分プロポーズみたいな意味を込めて、『今度、敦子を両親にしようと思うんだけど、どう?』って提案してみたんです」

 その言葉を受けた敦子さんの表情と言葉が、正治さんはいまでもショックすぎて脳裏から離れないそうで……。

「敦子はきょとん顔で『え? なんで? どういう意味?』と聞き返してきたんです。その後、僕の言葉の意味を理解したようで、『あはははは! え、マジで言ってんの? ウケる(笑)!』となぜか急にギャル口調で笑い始めて……。

 僕が戸惑っていると『あ~、笑わせないでよ~(笑)。私、結婚してるし子どもは中学生だよ。正治君、私と結婚したかったの?もう冗談やめて~(笑)』と……」

◆まさかの逆転劇――遊ばれていただけだった

 要するに敦子さんは既婚者で、正治さんは遊びの不倫相手にされていただけだったということ。

「裏切られたという怒りはほぼなくて、99%は恥ずかしさでしたね。自分だけ燃え上がって結婚を真剣に考えてたのに、敦子は完全にワリキリの不倫だったので。

 あと後日、元バイト仲間から敦子の家族の話を聞いたんですけど、旦那は年収数千万円の経営者で、子どもは某一流大学の付属中学に通わせてるそうです。

 僕の年収は人並み程度ですけど、独り身なら趣味や旅行を満喫するのに困らない自由気ままな独身ライフを送っていたのに、敦子に笑われたことで一気に自分の人生がむなしくなりましたよ(苦笑)」

 かつては「恋人」と勘違いされて困らされた遊び相手に約20年ぶりに再会し、正式に「恋人」になったつもりで結婚まで考えていたのに、今回は自分のほうが遊び相手で勘違いしていただけだった――まさかの逆転劇を味わった正治さんだったのです。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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