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「上沢は帰国したけど…」メジャーを諦めない「藤浪晋太郎」が評価急上昇。マリナーズ入団で“期待せざるを得ないワケ”

日刊SPA! / 2025年2月9日 8時53分

「上沢は帰国したけど…」メジャーを諦めない「藤浪晋太郎」が評価急上昇。マリナーズ入団で“期待せざるを得ないワケ”

藤浪晋太郎選手の公式インスタグラムより引用

 球春到来——。いよいよ野球ファンがワクワクする季節がやってきた。
 日本のプロ野球12球団はすでに春季キャンプをスタート。若手からベテランまで汗を流す日々を送っている。

 一方でメジャーリーグのキャンプインはもう少し先だ。概ね今月12日(現地時間、以下同)前後にバッテリー(投手&捕手)がキャンプ地に入ると、その5~6日後に打者が合流する流れ。そして20日にはオープン戦が始まり、若手や招待選手を中心に激しいサバイバルが展開されていく。

 高校時代に大谷翔平のライバルと呼ばれたあの男も、春季キャンプを招待選手として迎える一人だ。先月、マリナーズとマイナー契約を結んだ藤浪晋太郎である。

◆メッツではメジャー登板なしだったが…

 藤浪といえば、大阪桐蔭時代に絶対的エースとして3年時に甲子園で春夏連覇を達成すると、その秋には4球団が競合した末に地元・阪神が交渉権を獲得。そしてプロ1年目から10勝を挙げるセンセーショナルな活躍を見せ、阪神ファンを喜ばせた。その時点では同世代の大谷をリードしたと思われたのだが……。
 藤浪は2年目に11勝、3年目に14勝をマーク。着実に成績を伸ばしていたが、課題の制球難が徐々に露呈し、4年目以降は大きく成績を悪化させる。阪神も藤浪をリリーフに配置転換したり、フォームの修正を求めたり様々な“療法”を試したが、結局、元の藤浪に戻ることはなかった。

 22年オフにはポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦。渡米1年目の23年はアスレチックスとオリオールズで防御率7.18ながら64試合に登板した。

 しかし、メジャーでも制球難は変わらず、24年はメッツと契約を結んだものの、シーズンを通してマイナーでプレー。最後までメジャーに呼ばれることはなかった。

 シーズン終了後にはFAとなり、日本復帰も噂されるなか、発表されたのがマリナーズとのマイナー契約だった。

◆上沢を引き合いに“諦めない姿”を賞賛する声も

 この一報にはSNSで賛否両論あった。

「制球力に改善の兆しがないのにもうメジャーでは無理だろう」という否定的な意見もあった一方で、メジャーに挑戦後、わずか1年で帰国した上沢直之(ソフトバンク)を引き合いに、「諦めずにメジャーを目指す姿はカッコいい」など、どちらかというと藤浪の決断を支持する声が多かった印象だ。

 また、ロッテからドジャースに移籍した佐々木朗希も藤浪と同じマイナー契約。こちらもポスティングされることが分かった昨秋以降、ことあるごとに批判の対象となっており、藤浪とは対照的といえるだろう。

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