阪神・金本監督、長期政権へ 「育てながら勝つ」手腕を高評価

スポニチアネックス / 2017年6月20日 5時41分

阪神の金本監督

 阪神が来季以降も引き続き、金本知憲監督(49)にチーム指揮権を委ねる方針を固めていることが19日、分かった。電鉄本社と球団は若手選手の育成、発掘を進める指揮官の手腕を高く評価。昨季と今季のチーム成績とは切り離し、長期政権による「超変革」の推進を託す。すでに本社―球団間で意思統一しており、今後も金本体制を全面バックアップする構えだ。

 猛虎を変える―。その大方針はぶれない。電鉄本社と球団が、15年オフに“三顧の礼”で迎え入れた金本監督に、来季以降もチーム指揮権を委ねる方針を固めていることが判明した。球団幹部は熱い言葉で指針を示した。

 「金本監督には、もちろん今後も継続してやっていただきたいと思っています。長期政権で、と思っているので。チーム成績とは切り離して、本社、球団を挙げて監督を続けていただきたいという考えです。新しいタイガースを作ってもらうために呼んだ監督が、金本監督ですから」

 来季以降も「金本阪神」―。15年10月の監督就任時に公表されなかった契約年数は、2年以上の複数年のもよう。ただ今回のケースは契約年数という概念を超越している。たとえ3年契約でも、チーム成績次第では契約年を満たすことなく、指揮官が解任されるケースも少なくない勝負の世界。もちろん勝ってもらうに越したことはないが、電鉄本社と球団は、そこを度外視してでも金本体制の継続を構想し、意思統一している。求めるのは目先の勝利ではなく、猛虎の「超変革」。時間が掛かることは百も承知で金本監督を招へいした。だから可能な限りの長期政権で、常勝軍団の構築を託す。

 その大きな期待は、まだ就任2年未満ながら、指揮官がグラウンド内外で発揮する手腕を高く評価しているからこそだ。

 積年の課題であった生え抜き野手育成については、育成枠から見いだした原口を筆頭に中谷、北條、高山、糸原らが成長中。1軍経験を積み、着々と戦力になりつつある。投手陣に関しても岩貞、青柳、小野の抜てきに加え、桑原を勝ちパターンのセットアッパーで重用。選手個々の長所を把握し、大胆な起用法で持ち味を引き出している。加えて今季は目下37勝27敗の2位。「育てながら勝つ」采配面への評価も高い。

 グラウンド外でも、一昨年の高山、昨年の大山と球団ドラフト史上初めて2年連続で野手を1位指名するなど「前例」にとらわれない姿勢で、猛虎の改革を推進中。例年、批判の声が上がる阪急阪神ホールディングスの株主総会も、ここ2年は“無風”状態だ。フロントだけでなく、虎党の支持も絶大。その誰もが「超変革」が結実する日を心待ちにしているからに違いない。

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