文具店の試し書きで作った歌「I 御中」完成!ペギーズ北澤「作詞の自由度が広がった」

スポニチアネックス / 2017年11月15日 5時31分

試し書きを見るため東急ハンズ東京店を訪れた北沢ゆうほ(右)と寺井広樹氏

 文房具店の試し書きだけで作った世界初の歌が完成した。

 5月にメジャーデビューした3人組ガールズバンド「the peggies(ザ・ペギーズ)」が歌う「I 御中~文房具屋さんにあった試し書きだけで歌をつくってみました。~」で、22日から楽曲配信がスタート。全国の文房具店から収集した約1万2000枚の試し書き用紙に書かれた言葉が紡がれて、歌詞になっている。詞に選ばれたのは、「I 御中 つまんない御中」「思うまま気ままに生きていけ!」「どんな時も今が一番だと言おう」「あなたはいつも純白色 最高だ」といったユニークながらどこかメッセージ性を感じさせる試し書きの数々だ。

 関係者によると、世界108カ国約4万枚の試し書きを収集する「試し書きコレクター」として著書も出版する寺井広樹氏(37)からの提案がきっかけ。「涙活」「離婚式」の仕掛け人としても知られる寺井氏は、ペギーズのギター兼ボーカル北澤ゆうほ(21)の実家が営む東京・神保町の洋古書店「北沢書店」の常連だったことから北沢の音楽活動が目に留まり、接点が生まれた。

 寺井氏によると、曲名やサビに使われた「I 御中」は渋谷の店舗で収集した試し書き。「I 御中」と書かれた用紙には別の人が続けて「つまんない御中」と書いてあったという。寺井氏は「試し書きは無意識で書いてしまうもの。その人の素が表れる。“つまんない御中”と書いた人は、抱えていた不満をぶつけたのかもしれませんね」と分析した。

 寺井氏監修のもとで試し書きを実際に選び、歌詞を作った北沢は試し書きだけで歌にするアイデアを聞いた時「面白そうだと思った」と振り返る。作業してみると、単体では意味をなさない文を連ねて1つの作品にまとめる難しさを感じたといい「完成までに3回、歌詞を書き直した」と苦戦。それでも、「面白い言葉が多くて、自分では当たり前に浮かばない言葉が多かった。こういう言葉を歌詞のエッセンスに入れても大丈夫だということを学んだので、作詞の自由度が広がったと思う」と成長につながる経験だった様子。11日には寺井氏とともに東急ハンズ東京店を訪れ、文房具コーナーで試し書きを見て回り「今後も文房具店に入ったら試し書きを見ちゃいそう」と笑顔で語った。

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