今季自己最多20発の日本ハム・大田 常に追い求める勝利に直結する打撃

スポニチアネックス / 2019年10月10日 14時8分

今季自己最多の20本塁打を放った日本ハム・大田

 今季の本塁打数が唯一の2桁となる93本塁打に終わった日本ハム。前年の140本塁打からの大幅減。要因はレアードのロッテ移籍、7月までに23本塁打していた主砲・中田の故障による終盤の失速などが考えられ、記者は5位に低迷した一因とも考えていた。だが、今季自己最多20本塁打を放った大田の考えは少し違った。もちろん増えるに越したことはないが、広い札幌ドームを本拠とするチームなりの戦い方があると力説した。

 「数を増やしていこうと思うのではなく、広い球場なりの戦い方もある。(球の転がりが速い)札幌ドームの人工芝を生かした強い打球を打っていけば、野手の間を抜けていく可能性が広がる。球場が広いということは、走者が一塁でも(外野の)間を抜いていけば1点入る確率も高い。本塁打だけが得点するものじゃない。ファイターズらしく少ないチャンスを生かして守り切っていきたい」

 大田は今季、進塁打など制約の多い2番を主に務めながらプロ11年目で初めて20本塁打に到達した。個人としても今後の本塁打増を狙うのはもちろんだが、やはり追い求めるのはチームの勝利に直結する打撃だという。「本塁打を狙うだけなら打線になってこない。チームとして生きたアウトの取られ方が絶対に大事だと思うし、勝つためには必要だと思う。その中で本塁打がもっと増えればいい」。強打の2番打者として自身の持ち味は何か、どうすればチームの勝利に貢献できるのかを追求する中で導き出した答えなのだろう。

 「1試合で4、5打席ある中で、状況によって自分の打撃をやっていくのが自分の価値につながる。そこはしっかりやっていきたい」。来季続投が決まった栗山監督は大田を4番に入れることも「一つの形」としている。それでも大田は入った打順の意味を考え、勝利につながる打撃を徹底するはずだ。「来年の開幕にしっかりとしたいい形で入れるように逆算していけば無駄にはできない」。そう力強く話し、千葉・鎌ケ谷での秋季練習で汗を流している。(記者コラム・東尾 洋樹)

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