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ロバート・キャンベル氏「制度そのものを考えるべき」 “頂き女子りりちゃん”判決でコメント

スポニチアネックス / 2024年4月23日 21時55分

ロバート・キャンベル氏

 日本文学研究者で早大特命教授のロバート・キャンベル氏が23日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)にコメンテーターとして生出演。「頂き女子りりちゃん」を名乗って詐欺などの罪に問われた渡辺真衣被告(25)が22日、名古屋地裁で懲役9年、罰金800万円の判決を受けたことに言及した。

 渡辺被告は「頂き女子りりちゃん」を名乗って恋愛詐欺のマニュアルを販売し、自身も男性の好意につけ込み計約1億5500万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた。詐取した金をホストクラブでの遊興費に費やし「意中のホストの売り上げに貢献する資金を得たいとの動機は身勝手で、酌むべき余地はない」と大村陽一裁判長は断じた。

 被告が指名していた東京・歌舞伎町の店のホストは、詐欺で得た金と知りながら受け取ったとする組織犯罪処罰法違反罪で起訴。悪質ホストクラブを巡っては警察が取り締まりを強化している。

 キャンベル氏は、今回の一件は加害者と被害者と店の三層構造になっているという。「お店があって、売り上げを上げたいから若い女の子に貢がせるんですね。今回はその下にも3人の被害者がいて、その人たちに詐欺をしてお金を搾取してました。そのお金がそのままお店にいってました。それが出来るのは“売り掛け”をしてるからなんですね」と説明した。

 “売り掛け”について「社会として“売り掛け”を払う能力が無い人にやらせるのは、ここをきっかけにガイドラインや制度を考えたりするべきじゃないかなと思います」と言及した。

 そして「家庭環境などの理由はありますけど、個人としていくらお店からツケがあったとしても自己破産など自分から出来ないという社会の中の扉がいくつかあるんですね。それが第三者に波及していて、そこからお金を引き上げていたので、僕は範囲が広がりすぎているので、制度そのものを考えた方がいい」とコメントした。

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