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【リーグワン】BL東京・リーチ主将「それがDNA」粘り強い防御に胸張る ライバル東京SGに快勝

スポニチアネックス / 2024年4月27日 18時14分

<BL東京・東京SG>前半キックオフ後、ボールに駆け寄るBL東京のリーチ・マイケル

 ◇ラグビーリーグワン1部第15節 BL東京36―27東京SG(2024年4月27日 東京・秩父宮ラグビー場)

 今季2度目の府中ダービーは、BL東京が36―27で東京SGを下し、13勝目(1分け1敗)。最終節を残してレギュラーシーズン2位を確定させ、No・8リーチ・マイケル主将は「うれしい。タイトな試合を勝ちきったり、守り切ったり、それができたから2位になれた」とかみ締めた。

 この試合でも象徴的な時間帯があった。17―3とリードしていた前半21分、WTBジョネ・ナイカブラが危険なプレーによりシンビンに。1人少ない10分間は相手の猛攻を受けたが、ダブルタックルやブレークダウンへの寄りの速さを徹底。無失点で切り抜け、その後も自陣に釘付けとなったが、29次攻撃を耐え抜く粘りのディフェンスを見せた。

 前半終了間際に1トライこそ返されたが、5位だった昨季からディフェンス力、粘り強さは明らかに向上。13勝中6勝は7点差以内で、2位ながら得失点差142は3位・東京SGの178、5位・神戸の186に次ぐ全体4位。接戦で強さを発揮しており、リーチも「どれだけハードに(ディフェンスを)できるか。それが東芝のDNA」と話した。

 右ふくらはぎの肉離れから、前節で2カ月ぶりに復帰した主将自身も、復帰後初先発で63分間プレー。後半開始直後には力強い突破でトライの起点を作るなど、久しぶりに「リーーーチ」コールを観客席から呼び起こして試合を盛り上げた。トッド・ブラックアダー・ヘッドコーチも「ケガ明けなので、追い込み過ぎないようにと(交代させた)。60分間出場したが、相手を粉々にする働きぶりだった」と称賛した。

 順位はBL東京が2位、東京SGが3位で変わらず、3週間後となる5月19日の準決勝(秩父宮)では再戦の可能性が高まった。今季はここまで府中ダービーで連勝しているが、実現すれば3度目となる対戦が最も重要になる。リーチも「サントリー(東京SG)はいろいろ変えてくる。気をつけないと。負けた後が一番怖い」と気を緩めず、14季ぶりのリーグ制覇へと突き進む。

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