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中日・立浪監督「なかなかこの状況は打破できない」 再三の好機を逸した打線に苦言

スポニチアネックス / 2024年5月8日 21時48分

<中・巨>戦況を見つめる中日・立浪監督(中央)(撮影・藤山 由理) 

 ◇セ・リーグ 中日0ー1巨人(2024年5月8日 バンテリンD)

 中日は2連敗で今季ワーストタイの借金2、5位タイと後退した。0―4の9回に1点を返し零敗阻止がやっとで、6カード連続勝ち越しなしとなった。

 先発・小笠原は、初回に坂本の中犠飛で先制点を献上したが、140キロ台中盤の直球に、ナックルカーブやチェンジアップを効果的に織り交ぜて緩急を駆使。5回2死二塁では吉川を内角145キロ直球で左飛に仕留めるなど要所を締めた。7回1失点ながら3敗目。小笠原は球団を通じて、「毎回先制点を取られてしまいチームにいい流れを持ってくることができませんでした」とコメントした。

 左腕を援護したい打線だったが、5回2死満塁では田中が二ゴロ。6回には先頭・福永が左前打で出塁したが、細川が痛恨の三ゴロ併殺。続く中田が左前打を放ったが、石川昂が2番手・船迫に空振り三振。再三の好機を逸した。

 立浪監督は「小笠原は立ち上がり、慎重になりすぎたというか、失点してしまったのは痛いのですが、ただ取られたのは1点だけなので」と左腕をかばい、「そう簡単には打てるものではないが、狙い球の絞り方から含めて、もう少し思い切りを見せていかないと、なかなかこの状況は打破できない。打撃コーチと話して、いろいろやりたいと思います」と話した。

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