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石川県輪島市出身の漫画家永井豪氏 震災で記念館全焼も「元々無だったもの。また無から作ればいい」

スポニチアネックス / 2024年5月9日 19時8分

「デビルマン宝飾輪島塗パネル」発表会に臨んだ(左から)ジュエリーデザイナー梶武史氏、漫画家永井豪氏、ジュエリーアーティスト梶光夫氏、株式会社ナガホリ代表取締役社長長堀慶太氏 (撮影・小田切 葉月)

 「デビルマン」「マジンガーZ」などで知られる石川県輪島市出身の漫画家の永井豪氏(78)が9日、都内で行われた「令和6年能登半島地震支援 『デビルマン宝飾輪島塗パネル』作品発表会」に出席した。ジュエリーアーティストの梶光夫氏(79)とのコラボ作品で、売り上げは義援金として輪島市に寄付。80個の宝石が施された豪華な作品で、「この作品が長く支援を続けていく象徴になってくれれば」と力を込めた。

 震災では、同市内にあった永井氏の記念館も被災し建物が全焼。100点あまりの原画や大型フィギュア数体は無事だったが、それ以外は焼けてしまったという。だが、その一報を受けた直後から「元々無だったものが無になっただけ。また無から作ればいい」と考えている。記念館の再建についても「全ての復興が整ってからでいいので、皆さんの役に立てるなら10年後でも20年後でも」と意欲を見せた。

 元々打たれ強い性格。デビューしたての頃に連載していた「ハレンチ学園」について、かなりのバッシングを受けた時期があった。「日本中を敵に回して漫画を描いていましたが…何があっても自分の主張を曲げずに描いていた。今でも前向きな性格は変わらずですね」と語る。性格を示すかのように、記念館に石造りとして展示されていたキャラクター「炎天家冷奴」も少し焦げてしまったが、「冷奴が焼け豆腐になった!と思ってます」と話した。

 同市で被災した親戚もおり、しばらく消息が分からなかった知り合いもいたという。「僕の周りで亡くなった方はいないけど、大勢の方が亡くなった。一瞬でここまで破壊されてしまうのか、という衝撃も受けた」と振り返る。まだ市内を訪れられてはいないが、復興を願う気持ちは変わらない。「今は大変だと思いますが、何もなくなったところから塗り返すチャンス。新しい輪島市を作っていってほしい」と被災地にエールを送った。

 パネルは6月8、9日に東京・帝国ホテルで開催される「創美展 2024」で展示。値段は数百万円とみられる。一般公開時には、現在制作中の「マジンガーZ宝飾輪島塗パネル」の発表も実施。その他、梶氏による加賀蒔絵を取り入れた能登半島地震支援ジュエリー「ジャポネスクエマーユジュエリー」なども展示される。

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