古江彩佳は7位「最後まで頑張りきれなかった」首位に並んで折り返すもバックナインで苦戦

古江彩佳（AP）

　◇米女子ゴルフツアー　みずほアメリカズ・オープン最終日（2024年5月19日　ニュージャージー州リバティーナショナルGC＝6675ヤード、パー72）

　最終ラウンドが行われ、3打差3位から出た古江彩佳（23＝富士通）は5バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの73とスコアを落とし、69と伸ばした西村優菜（23＝スターツ）と並ぶ通算9アンダーの7位で終えた。

　悔しい最終ラウンドになった。古江は首位に並んでハーフターンしながらも、後半でスコアを落として7位。ツアー2勝目はお預けとなり、中継局WOWOWのインタビューで「ハーフまでは良かったけど、やっぱり最後まで頑張りきれなかったのが…。（後半で）ボギー、バーディーが続いたのが悔しかったかなと思います」と振り返った。

　3打差3位から出ると、2、6番で3メートル前後のチャンスを沈めてバーディーを奪い、通算12アンダーに伸ばして首位に並んだ。しかしバックナインで苦戦する。14番で2メートルを外してボギーを叩くと、15番で3オン3パットのダブルボギーで優勝戦線から後退。最終18番で2・5メートルを沈めてバーディーで締めるなど、随所に粘りも見せたが4日間ワーストの73。「調子もイマイチというのが中盤にあったので、その中で耐えるゴルフをするしかなかった。せめてイーブン（パー）には戻したかった」と唇をかんだ。

　それでもブランドアンバサダーを務める「みずほフィナンシャルグループ」の大会で上位争いを繰り広げ、「トップ10で上がれたことはまだ良かったかなと思います」と語った。トップ10入りは3月以来、日本ツアーも含めて7試合ぶりでもあった。次戦は今季メジャー第2戦、全米女子オープン（30日開幕）を迎える。「良い感覚はつかめたと思う。しっかり4日頑張れるように。まずはトップ10で上がれるように頑張りたいなと思います」と力を込めた。