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冨安「本当に残念」V逸を嘆くも「アーセナルは来季も進化し続ける」

スポニチアネックス / 2024年5月20日 11時57分

<アーセナル・エバートン>勝利するも優勝を逃し、膝を落とすアーセナルDF冨安(中央)(ロイター)

 ◇イングランド・プレミアリーグ最終節 アーセナル2―1エバートン(2024年5月19日 英国・ロンドン)

 アーセナルのDF冨安健洋(25)がエバートンとの最終戦で今季2点目となる同点弾を決めて逆転勝利に貢献したが、チームはリーグ史上初の4連覇を達成したマンチェスター・シティーに勝ち点2差及ばず、2位に終わった。

 試合後、取材に応じた冨安は「間違いなく残念。プレミリーグ優勝するというのが僕らの目標だった。そういう意味では、本当にそれが達成できずに残念」と振り返った。

 逆転優勝には最終節の勝利が絶対条件ながら先制を許す苦しい展開の中、前半43分に右サイドのMFエデゴールからグラウンダーのクロスが入り、ペナルティーエリアに走り込んだ冨安が右足で鋭い一撃を蹴り込んだ。

 序盤に好機を逃していた冨安は「セカンドチャンスが来て、しっかり決められて良かった。空いてるところにしっかりと入っていけた」と振り返った。その同点弾でチームは息を吹き返して逆転勝利。「途中でケガもあって、また1シーズン完全に戦えなかった。そこは残念」とリーグ戦の出場が22試合にとどまったシーズンを振り返ったが、負けられない試合が続いた優勝争いの中で最後の5試合は先発、直近4試合はフル出場で5連勝フィニッシュに貢献した。

 「ラスト10試合の厳しい戦い、優勝がかかるプレッシャーの中でプレーできたのはポジティブに捉えたい」

 世界最高峰と言われるプレミアリーグで優勝することの難しさを痛感した一方で、チームや自身の成長を感じた部分はあった。さらなる飛躍を見据えた日本代表戦士は「シーズン最初から比べてもアーセナルのサッカーは進化している。来季も進化し続けると思う。(自分も)まだまだやれるところはある。物足りないところは反省して、また来季に向けてアップデートした状態で頭をすっきりさせた状態で準備できれば」と力を込めた。

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