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ドジャースのロバーツ監督が語るダルビッシュ、17年にはともに戦いワールドシリーズに進出

スポニチアネックス / 2024年5月20日 12時21分

2017年8月、ザイディGM(右)、ロバーツ監督(左)と談笑するダルビッシュ

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が本紙の取材に応じ、日米通算200勝を達成したパドレス・ダルビッシュ有投手への思いを語った。17年シーズン後半、右腕はレンジャーズからドジャースへ移籍。当時から指揮を執るロバーツ監督とともに戦い、ワールドシリーズ進出に貢献したが、頂上決戦では先発した第3戦、第7戦ともに2回途中でKOされ、いずれも敗戦投手。オフにはFAとなりカブスへ移籍した。(取材・奥田 秀樹通信員)

 有について特に記憶しているのは、17年、ドジャースに移籍してきて、初めて会った時に、とても身体が大きいなと思ったこと。TVでの印象よりも大きかった。話すとクリアな英語の発音で、知性も感じた。チームの一員になりたい、何でもしたい、子供の頃、ドジャースでプレーするのを夢見たこともあったと明かしてくれた。

 半シーズンだけだったけど、いつでもコーチやチームメイトから学ぼうという姿勢で、スポンジのように知識を吸収していた。コンディションをきちんと管理し、試合に向けて準備する姿勢も印象的だった。残念ながら我々はあの年世界一に届かなかった。だがそれは有がやったことではない。なぜワールドシリーズであんな結果になったのかは明らかになり、みんなが理解している。今になって思うのは、彼にとっての17年のドジャースでの思い出が、より良いものであってくれれば良かったのにということだけだ。

 そして私は、今でもあの年彼と一緒に戦えたことをとても名誉に思っている。その後、他球団に移り、今もこうしてメジャーで活躍を続けている。私は彼が長いキャリアを送れていることもうれしく思っている。素晴らしい投手だし、球界にとって貴重な存在だからだ。ピッチングでボールをスピンさせることにかけてはメジャーでも屈指の技術を持つし、直球もスプリットも威力がある。先日(5月12日/ダルビッシュ199勝目のドジャース戦)、我々は彼のスライダーなど変化球を攻略しようと作戦を立てていた。しかしながら彼は裏をかき、速球を軸に攻めてきた。しかもその速球は95、96マイル(約153~154キロ)は出ていて、力があり、コントロールも良かった。うちは何もできなかった。30代後半になっても、メジャーでトップクラスの投手であるのは言うまでもない。

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