飛ばない？ボール問題…プロ野球選手会が聞き取り調査「以前のような感覚に戻ってきている」

日本プロ野球選手会・森事務局長

　日本野球機構（NPB）と日本プロ野球選手会の事務折衝が20日、東京都内で行われた。今季、本塁打数が減ってボールが「飛ばない」という声が上がっていたことについて、選手会の森忠仁事務局長が選手らに聞き取りを行ったことを報告。「野手の方は飛ばなくなっているという感覚を持っていたが“開幕当初より今は以前のような感覚に戻ってきている”という選手もいた」と説明した。

　開幕前に統一球の反発係数などのデータがNPBから提供されていて、「管理方法の変更などはないという話だった」と語った。今季は5月19日時点で231本塁打（241試合）で、昨季は同時点で336本塁打（229試合）と約100本の差が出ている。5月19日時点の1試合平均は今季が0・96本で、昨季は1・47本だった。