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わずか2球で緊急降板 前田健太は「右腹部の違和感」 タイガースが発表

スポニチアネックス / 2024年6月6日 11時3分

初回、右腹部を気にするタイガース・前田(AP)

 ◇ナ・リーグ ドジャース-パイレーツ(2024年6月4日 ピッツバーグ)

 タイガースの前田健太投手(36)が5日(日本時間6日)、敵地でのレンジャーズ戦に先発も初回わずか2球を投じたところで緊急降板。球団は降板理由について「右腹部の違和感」と発表した。

 先頭打者・セミエンに対し、初球は91マイル(約146・4キロ)の低め直球でストライク。2球目のスライダーを投じた直後、体に異変が生じた。投球後に顔をしかめ、右腹部を気にするそぶりを見せると、ベンチからはヒンチ監督、スタッフなどがマウンドへと向かった。

 前田は監督らの見守る前で2球の投球練習を行い、首を縦に振って「行ける」のサインを示した。しかし、指揮官は大事を取って交代を決断。前田のグラブの中にあるボールを渡すことを要求した。責任感の強い前田はそれを1度は拒否したが、説得されて最後はボールをヒンチ監督に。天を仰ぎ、顔をしかめながらスタッフとともににベンチへ退いた。

 メジャー8年目、タイガース移籍初年度となる前田は今季、この試合までで2勝2敗、防御率6・25。ウイルス性疾患で負傷者リスト(IL)入りしていたが、5月24日(同25日)のブルージェイズ戦で復帰。この試合が復帰後、3試合目の登板だった。

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