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バスケ富永啓生 今夏日本代表専念!パリ五輪→NBA入り狙う「五輪で活躍してオファーを頂けたら」

スポニチアネックス / 2024年6月7日 4時1分

愛知県内で帰国会見を開いた富永

 バスケットボール男子で全米大学体育協会(NCAA)1部ネブラスカ大を卒業した日本代表の富永啓生(23)が6日、愛知県内で会見を開いた。NBA入りを目標に掲げる中、今夏は若手の登竜門であるNBAサマーリーグには参加せず、パリ五輪に臨む日本代表に専念する意向を表明。パリで日本バスケ界の新たな歴史を刻み、世界最高峰リーグ入りにつなげる青写真を描いた。

 原点といえる場所で、富永が断固たる決意を口にした。会見場のディーナゲッツ愛知は少年時代に練習に打ち込んだコート。NBAチームのユニホームが飾られた会場で「第一優先の目標はNBA選手になること。そこはぶらさずにやりたい」と強調した。その上で今夏はNBAへの登竜門サマーリーグには参加しない意向を表明。「日本代表に専念する。来季の所属が決まっていないので、パリ五輪で活躍してオファーを頂けたら」と青写真を描いた。

 今季の富永は大学生活最終年でネブラスカ大を10年ぶりのNCAAトーナメント進出に導いた。シーズン後にはキングズ、クリッパーズ、ブルズの練習に参加。「自分のストロングポイントを出せた」と手応えを得たが、NBAドラフト前のショーケースとなるコンバインには招待されなかった。今月下旬のドラフト指名は「ちょっと難しい」と別ルートのNBA入りを模索中。現実的にはNBA傘下のGリーグでのプレー機会を得ることなどが第一段階となる。

 5日に帰国した富永は近く都内で合宿中の日本代表に合流する。日の丸のユニホームは昨夏のW杯以来、約9カ月ぶり。22、23日には札幌でオーストラリア代表と強化試合を行う。「五輪は特別なもの。パリで日本のバスケの歴史をつくりたい」。外からのシュート力は世界屈指。この1年でゲームメークやフィジカル面も成長した自負がある。身長1メートル88のサイズで世界最高峰リーグに認められるのは容易ではないが、パリで存在感を示して夢への扉をこじ開ける。(木本 新也)

【富永に聞く】

 ――23~24年シーズンを振り返って。

 「ネブラスカの最終年で一番の目標だったマーチ・マッドネス(NCAAトーナメント)に出場できたのはよかった。チームから託される存在になれたことはうれしかった。欲を言えばもっと勝って試合をしたかった」

 ――ワークアウトに参加した。

 「クリッパーズ、キングズ、ブルズ以外にも6、7チームから声がかかっていたと聞いています。ワークアウト参加は、日本代表合宿で日本に戻ってくるまでと決めていた。ワークアウト後は“いい動きをしていた”とか“ディフェンスの部分でレベルアップすればもっとよくなる”などと言われた」

 ――NBAでプレーしたいチームは?

 「好きなチームはカリー選手のいるウォリアーズだが、ここに行きたいというこだわりはない。キングズのスタイルはトランジションからの3点シュートなど速い展開で日本代表にも似ていて自分に合うと思う」

【日本人選手の過去のNBA入り】

 ☆田臥勇太 03年夏にマーベリックスの一員としてサマーリーグに出場。03~04年シーズンの米独立リーグでのプレーを経て、04年9月にサンズと契約した。日本人初のNBA選手として開幕戦を含む4試合に出場。

 ☆渡辺雄太 ジョージ・ワシントン大卒業後の18年夏にネッツの一員としてサマーリーグに出場。同7月にグリズリーズと下部Gリーグと一定期間行き来できるツーウエー契約を締結した。同10月のサンズ戦で第4Qから途中出場して日本人2人目のNBA選手に。

 ☆八村塁 ゴンザガ大3年時のシーズン終了後に卒業を待たずにNBAドラフトの対象となるアーリーエントリーを表明。19年6月のドラフトでウィザーズから1巡目(全体9位)で指名された。ドラフトでのNBA入りは日本人初の快挙。同10月の開幕戦マーベリックス戦でデビュー。

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