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「俳優」として存在感 オズワルド伊藤、アドリブで赤っ恥…「もう二度としない」トラウマになったセリフは

スポニチアネックス / 2024年6月7日 10時2分

金曜ドラマ「9ボーダー」 銭湯「おおば湯」のアルバイト・梅津剣(伊藤俊介)(C)TBS

 女優の川口春奈(29)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「9ボーダー」(金曜後10・00)第8話が7日に放送される。同作ではお笑いコンビ「オズワルド」伊藤俊介(34)がTBSドラマ初出演しており、話題を集めている。独特の存在感を放つキャラクターを、どう演じているのか。撮影秘話やエピソードを聞いた。

 「恋はつづくよどこまでも」などで知られる脚本家・金子ありさがオリジナル脚本を手掛けるヒューマンラブストーリー。「中学聖日記」「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」の新井順子プロデューサーと再タッグを組む。映画「ずっと独身でいるつもり?」「君が世界のはじまり」をはじめ、テレビドラマの演出も手掛けるふくだももこがメーン監督を担当する。

 10代、20代、30代…年齢を重ねていくと誰もが直面する「大台」の年齢への期待と不安。“モヤり”“焦り”ながら恋に仕事に立ち向かい、生きる道を探してラストイヤーを駆け抜ける、川口春奈・木南晴夏・畑芽育による“ボーダー3姉妹”の姿を描く。

 川口と木南晴夏(38)、畑芽育(22)の3姉妹の心情が多くの共感を呼んでいる話題作で、TBSドラマ初出演となる伊藤は、3姉妹の実家・大庭家が営む老舗の銭湯「おおば湯」のアルバイト・梅津剣を演じているる。雇い主である3姉妹の父を“親方”と慕い、3姉妹のことも“お嬢様方”と呼び忠誠を誓う梅津。大庭家に出入りする人々の輪に自然と加わり、ツッコみ、ツッコまれながら独特の存在感を放つキャラクターを担当する。

――梅津剣こと“ウメケン”を演じてみて、いかがでしょうか?

 みなさんと演じることがとても楽しいです。僕をメインで観る人はいないと思うのですが、「弁当の中にこのおかずが入っていてラッキー!」と思われるぐらいの存在にはなりたいです。

――実際に撮影現場に入ってみての印象を教えてください。

 川口さんをはじめ、とても親しみのある方ばかりという印象です。ドラマの現場はピリピリしていると聞いたこともあるので最初は緊張していました。でも、みなさんとんでもなく和気あいあいとしていたので気が楽になりました。

――演じるにあたり意識していることはありますか?

 覚悟を決めたシーンはありました。それが、七苗さんに手伝ってもらっての風呂場を洗うシーン。監督からは「早送りで見せるので、セリフはアドリブの掛け合いでお願いします」と言われて。七苗さんが風呂桶を洗って、僕が水で流していきました。川口さんってむちゃくちゃ美人じゃないですか。だから最初、目を合わせられなかったんです。でも、僕が「もっと早く洗ってくださいよ!」と言ったら七苗さんが「もう疲れた。背中かいて」と。勝手な想像ですけど、「お前こっち側にこられるのか?」と言われたように感じ「これはやらないと終わりだ!」と思って、ボリボリと背中をかいてあげたんです。そこからウメケンを演じる覚悟が決まったというか…役者として、ひと皮むかせていただいたように感じました。

――撮影現場では、齋藤潤さんが伊藤さんをご覧になって笑いが止まらないエピソードがあったと聞きましたが…。

 あはははは、そうですね。僕は監督から言われるがまま演じただけですが、齋藤くんがひたすら笑ってくれるので、芸人の性(さが)が出てしまいました。笑ってくれると完全にスイッチが入ってしまい、どんどん誇張して撮影が長引いても笑わせたいという思いが強くなってしまったんです(笑)。

――お芝居では結構、アドリブも入れているのですか?

 監督から「伊藤さん、セリフも変えちゃって大丈夫です。アドリブもバンバン入れてください」と言われたので、これは「入れろ!」ってことかと思って。だから「ずっとここで働かせる気ですか?“釜爺”(スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』の登場人物)じゃないんだから」というアドリブを入れようとしたことがありました

 同じシーンにいた芽育ちゃんは若いので、撮影前に「“釜爺”って知ってる?」と聞いたら「知っています。ジブリのですよね?」とおっしゃったので「これはイケる!」と思って撮影に臨みました。実際に「“釜爺”じゃないんだから!」とアドリブを入れたら、監督からカットがかかって「“釜爺”はなしでお願いします」と言われてしまったんです…。

 もうめっちゃ恥ずかしくなって、二度とアドリブは入れない! と決意しました。以来、言い方は変えても決まったセリフがあるところでアドリブを入れることはありません。かなりトラウマになってしまいました(笑)。

――セリフはどのようにして覚えていますか?

 もちろん、事前に台本は読んでいますが覚えてはいません。普段、芸人をしているときの延長線上で芝居もやらせていただいています。完璧にセリフを覚えるのは、段取りが始まってから。僕は掛け合いの中でのほうがセリフを覚えやすいので、いつもそうしています。

――ウメケンさんのようなアルバイト経験がありましたら教えてください。

 30歳まではアルバイトをして暮らしていました。おもにキャバクラのアルバイトですけど。合間にお寿司屋さんで働いたこともありますが10年ぐらいアルバイトをしていました。ウメケンはなんで銭湯でアルバイトをしているんだろう?と思うことはあります。融通がきかないじゃないですか。シフト制で仕事をしているわけでもありませんし。僕は芸人の仕事があったので、融通のきくアルバイトをしていましたから、ついそう思ってしまいます。

――ドラマの撮影現場で感じることは?

 恥ずかしさ…ですね。バラエティーは本業なので、何か爪痕を残せるようにしようと考えています。一方、ドラマの撮影では同じシーンを別の角度から何度も撮るので、同じセリフを何度も言うことに恥ずかしさを感じます。基本的に失うものは何もないと思ってドラマの現場に臨んでいるので、最初のシーン以外は緊張することはほとんどありません。できないのが当たり前と思って演じていますから。でも、周りの方に迷惑だけはかけないようにしようと常に心がけています。

――役者として演じるときとオズワルドで漫才をするときは、やはり違うのでしょうか?

 そうですね。漫才をするときは演じているわけではなく、素の自分でいます。これまで芸人として芝居をやってこなかったので、何かを演じるというのはとても新鮮に感じます。役者として演じることで、何か芸の世界でも生かせるものが見つかればな、と。でもお芝居の世界って、とても華やかな世界じゃないですか。共演者の方も美男美女ばかりですし。お芝居をすればするほど、どうして芸人になってしまったんだろう? と、ふと思うときもありますね(笑)。

――ちなみにウメケンさんの衣装は、いかがでしょうか?

 衣装合わせはTシャツを1枚渡され、簡単に終わりました。自分では絶対に着ることのない服なので、おしゃれさせてもらっているなと思います。

――最後に視聴者にメッセージをお願いします。

 ホントに箸休めというか…1時間のドラマの中、フルパワーで肩の力を抜いてもいい瞬間をお届けできればと思っています。七苗さんとコウタロウさんの関係性については、僕も気になりますし、みなさんも気になると思います。でも僕が出ているシーンでは、ぜひリラックスしてご覧ください!

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