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大谷翔平 ヤ軍との名門対決第1打席は三振 2度月間MVP獲得の6月の7戦で11三振 11打席快音なし

スポニチアネックス / 2024年6月9日 8時49分

初回、空振り三振に倒れるドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)

 ◇インターリーグ ドジャース-ヤンキース(2024年6月8日 ニューヨーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が8日(日本時間9日)、敵地でのヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席は空振り三振に倒れた。6日のパイレーツ戦第1打席で右前打を放って以降、これで11打席連続無安打となった。

 この日のヤンキースの先発は過去の対戦で超スローな変則投法を披露した左腕コルテス。第1打席では変則投法は見られなかったが、直球、カットボール、スライダーを織り交ぜる配球で追い込まれると、最後はフルカウントから外角カットボールにバットが空を切った。

 メジャー移籍した2017年オフに続き、FAの目玉だった昨オフも獲得が実現しなかったヤンキースのファンからは3連戦初戦から大ブーイングの洗礼を受けた。ヤンキースでは初回の守備中に先発の各野手に向けてロールコールが送られるのが恒例だが、そのチャントを中断してまで第1打席に向かう大谷に大ブーイング。しかし、ブーイングをはね返す活躍は見せられず5打数無安打に終わり、過去2度月間MVPを受賞した6月に入って打率.192、1本塁打2打点と苦しんでいる。しかも26打数で10三振と三振が多いのも心配な状況だ。それでも前日の8回の左飛、延長10回の一ゴロも紙一重の打球とあり、デーブ・ロバーツ監督は「2つのいい打席があった。彼は大丈夫だ」と強調していた。

 ヤンキースタジアムでは過去13試合で打率.118ながら6安打のうち4本が本塁打。2021年には4試合で3発、元祖二刀流ベーブ・ルースが本塁打を放った旧ヤンキースタジアムのこけら落としから、ちょうど100周年の記念日に行われた昨季の試合でも1発を放っている。米メディアもドジャースのベッツ、フリーマン、ヤンキースのジャッジ、スタントンと大谷を含めてMVP経験者5人が集結した東西名門球団の対決特集記事を組むなど、全米で注目が集まっていた。

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