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【東日本学生相撲選手権】拓大・五島雅治が個人戦優勝!花岡とのライバル対決制し「リベンジ果たせた」

スポニチアネックス / 2024年6月10日 7時2分

個人戦で優勝した拓大4年の五島雅治

 第103回東日本学生相撲選手権大会が9日、東京・両国国技館で行われた。

 121人が参加した個人戦は、五島雅治(拓大4年)が頂点に立った。身長1メートル78、体重175キロの体を生かした腰の重い突き押し相撲で危なげなく勝ち進んで決勝に進出。同学年のライバル・花岡真生(日大4年)と対戦し、右おっつけから左差し右上手で休まず前に出て寄り倒して優勝を決めた。相手の花岡は初戦から4戦連続の右上手投げで勝ち進んでおり、五島は「注意して、警戒していった」とこれまで何度も決められていた“必殺技”を封じた。

 五島と花岡が決勝で対戦するのは通算4度目。「(今年5月5日の)九州大会の決勝で負けていたのでリベンジを果たせた」と喜んだ。両者はこれまで何度も互角の勝負を展開しており、五島によると対戦成績は今回を含めて4勝4敗という。

 5月の全国大学選抜宇佐大会、全国大学実業団対抗和歌山大会に続いて今季3つ目のタイトル獲得。「今日は自分の相撲を取り切れた。この調子でインカレも天皇杯も獲れたら」と学生横綱やアマチュア横綱のビッグタイトルも見据えた。

 拓大の選手が個人優勝するのは、1963年(昭38)の小戸昭洋以来61年ぶり。その間には後藤泰一(のちの関脇・栃乃洋)や元アマチュア横綱の黒川宏次朗ら5人が全国学生選手権で優勝しているが、東日本学生選手権では意外にも拓大勢の優勝がしばらくなかった。そのことを報道陣から伝え聞いた五島は「そうなんですか!うれしいです」と驚いた様子。「久々に拓大の名前で優勝できて光栄です」と笑顔を見せた。

 ▽個人戦 4回戦

安藤珠璃(拓大2年) 寄り倒し 奥田史祐(東洋大2年)

江連春樹(東洋大4年) 押し出し 杉本弘樹(日体大2年)

五島雅治(拓大4年) 小手投げ 西加陽斗(日大3年)

川上竜昌(日大4年) 上手投げ 成川力哉(拓大1年)

花岡真生(日大4年) 上手投げ 谷内達哉(拓大4年)

佐藤貴規(東農大4年) 押し出し 長谷川凌雅(日体大3年)

児玉亮(拓大3年) 寄り切り 新川大楽(日体大4年)

ブフチョローン(日体大4年) 押し出し 菅原悠翔(東洋大2年)

 ▽準々決勝

江連春樹 はたき込み 安藤珠璃

五島雅治 押し出し 川上竜昌

花岡真生 上手投げ 佐藤貴規

ブフチョローン 寄り切り 児玉亮

 ▽準決勝

五島雅治 引き落とし 江連春樹

花岡真生 寄り切り ブフチョローン

 ▽決勝

五島雅治 寄り倒し 花岡真生

 ◇五島 雅治(ごしま・まさはる)2003年(平15)2月27日生まれ、愛知県春日井市出身の21歳。中京クラブで小4から相撲を始め、中2の途中から和歌山・箕島中に相撲留学。箕島高1年時に全校高校選抜十和田大会8強。3年時に全国高校選手権(元日相撲)8強。拓大1年時に東日本学生体重別無差別級3位、全国学生体重別無差別級準優勝、東日本学生新人戦準優勝。2年時に東日本学生体重別無差別級準優勝、全国大学実業団対抗和歌山大会準優勝、全日本選手権8強。3年時に全日本大学選抜宇和島大会3位、全日本体重別シニア重量級(115キロ以上)準優勝、東日本学生選手権3位、全日本大学選抜金沢大会3位、世界選手権団体優勝(大将で出場)、国体8強、全日本選手権8強。4年時に全国大学選抜宇佐大会優勝、全国選抜大学社会人対抗九州大会準優勝、全国大学実業団対抗和歌山大会優勝。身長1メートル78、体重175キロ。

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