1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

ヤクルト・奥川が帰ってくる!交流戦逆転Vの切り札になるか? 14日先発で808日ぶりの1軍マウンドへ

スポニチアネックス / 2024年6月11日 5時32分

キャッチボールで体を動かすヤクルト・奥川

 セ・パ交流戦は11日から雨天中止の代替試合を除いて最終週を迎える。首位楽天から2ゲーム差の3位につけるヤクルトは10日、みずほペイペイドームでの1軍投手練習に奥川恭伸投手(23)が合流した。21年日本一に大きく貢献した右腕は、22年3月29日の巨人戦を最後に故障が続き1軍登板がない。14日のオリックス戦(京セラドーム)先発が見込まれ、登板すれば808日ぶりの1軍マウンドとなる。

 こみ上げる高揚感を素直に口に出した。「本当に凄く気分が上がっています」。奥川はキャッチボールやランニングなどのメニューを丁寧にこなしながら2年前の記憶を呼び覚ましていた。

 「久しぶりの1軍だったり、この奇麗な球場だったり。“こんなふうに動いていたな”とか。そういうのを思い出しながら、懐かしいなって」

 気付けば1軍のマウンドはとても遠い場所になっていた。最後の登板は22年3月29日の巨人戦。その後、右肘痛からの復活を目指す過程で昨年7月には左足首を痛めた。今年2月のキャンプは1軍メンバー入りも、完走目前にして腰痛で離脱。ただ、苦しんだ分だけ復活に懸ける思いは強くなった。

 「いろんな人に助けてもらって、支えてもらった。絶対に恩返しをしたい、そのチャンスを今回もらえたので。最後まで諦めずに思いきり腕を振りたい」

 体の不安がなく投げられていることが、現時点での最大の収穫だ。2軍戦では6試合で2勝2敗、防御率3・51。まだ手探りの状態というが「投げるごとにできることが増えて、ちょっとずつ良くなっている感じ」と目を輝かせる。21年にはチームトップタイの9勝を挙げ、CSファイナルSや日本シリーズで初戦の先発を任されるなど、20年ぶりの日本一に大きく貢献した。

 追い風も吹く。チームは2カード連続勝ち越し中。交流戦の順位は楽天、ソフトバンクを追う単独3位につける。首位楽天とは2ゲーム差で、十分射程圏内。「交流戦も今3位ですかね。凄く良い状態での合流になる。自分が上がってきたことで流れを悪くしたくない」。2年ぶりの交流戦Vへ、「背番号18」の復活が何よりの起爆剤になる。(重光 晋太郎)

 【奥川のこれまで】

 ▼22年3月29日 開幕4戦目の巨人戦に先発。4回1失点と好投していたが右肘痛で無念の緊急降板となった。その後同年は1、2軍とも登板機会なく終わった。

 ▼23年4月18日 イースタン・リーグのロッテ戦で1年ぶりに実戦復帰。1イニングを3者凡退に封じ最速151キロ計測。

 ▼7月4日 2軍施設で練習中にノックを受けていた際に転倒して左足首を捻挫する。

 ▼24年2月24日 キャンプを2年ぶりに1軍スタートさせ、初日からブルペンに入るなど順調に調整を続けていたが、腰痛を訴えて離脱した。

 ▼4月20日 イースタン・リーグのロッテ戦で実戦に復帰した。1回1安打無失点でわずか7球で抑え込んだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください