西田有志、高橋藍加わったサントリーとの大阪ダービーへ「勝ちにいくのは当たり前。盛り上れってくれれば」

会見で笑顔の“ブルテオンポーズ”を披露した大阪ブルテオン・西田有志

　バレーボール男子のパナソニックパンサーズは11日、大阪市内でリブランディング発表会を開いた。

　今年10月に開幕する新リーグ「SVリーグ」に参戦することが決まっており、今回、新たなクラブ名やエンブレムが初めて公開された。新クラブ名は「OSAKA　BLUTEON（大阪ブルテオン）」に決定。ネーションズリーグの合間を縫って駆けつけた日本代表の西田有志は「（新クラブ名は）これからいろんな1ページを築いていく。新鮮な気持ちでいっぱい」と語った。

　昨季はレギュラーラウンドで1位となりながら、ファイナルでサントリーサンバーズ（現サントリーサンバーズ大阪）に敗れて準優勝。そのサントリーサンバーズ大阪には、日本代表でともに戦う高橋藍が新たに加わった。

　会見で中村駿介から突然振られ、新たな「ブルテオンポーズ」も披露した西田。より注目を集めることになる大阪ダービーへと思いを語った。

　「個人としては見ていないし、チームとしてのスポーツなので。高橋選手はすごくレベルの高い選手で、注目される選手が一番目を引きやすいけど、やっぱりサントリーというチームが強いから優勝している。（ダービーとして）盛り上がってくれればいいし、自分たちが勝ちにいくのは当たり前として、その先に付加価値があれば、ありがたい話ではあるので。勝ちにいくのはもちろん、それ以外にも影響があるというところは自分たちでも認識してやっていけたら」

　この日も多くの報道陣が駆けつけるなど、注目を集めるSVリーグ。ただ、西田にとっては目の前にネーションズリーグが控えており、その先にはパリ五輪が待つ。

　18日からフィリピンで開催されるネーションズリーグ第3週に向けて「ただ勝つだけ。勝って、いい勢いでファイナルラウンドや五輪までの期間を良い状態でいけるように。全員で戦っていけたら」と抱負を口にした。