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広島・佐藤がプロ初安打 球団初の国立大出身でデビュー2戦目、通算5打席目「いい反応ができた」

スポニチアネックス / 2024年6月12日 5時48分

<西・広>プロ初安打を放った佐藤(撮影・白鳥 佳樹)

 ◇交流戦 広島2-1西武(2024年6月11日 ベルーナD)

 広島・佐藤がデビュー2戦目、通算5打席目でプロ初安打を放った。4回2死一塁。2ボールから今井のスライダーをフルスイングで捉え、鋭く強く右前へ。「真っすぐかスライダーか。どっちかを打とうと思っていた。いい反応ができた。早く1本を出したかった。出てよかった」とかみしめた。

 静岡大から昨秋の育成ドラフト2位で入団。球団初の国立大出身選手としても注目された。ウエスタン・リーグでは開幕から快打を連発。今月7日に支配下選手契約を結んだ。背番号124から94に変わり、9日のロッテ戦で昇格して即「8番・一塁」で3打席凡退。移動日を挟み、7番に打順が上がった2試合連続の先発起用に応えた。

 中京大中京では中日・高橋宏の1学年先輩で、3年夏は背番号15だった。主に「7番・一塁」で愛知大会は4強入り。「私立では実力的に難しいと思っていた。国立大に行けなかったら野球は辞めようと思っていた」。受験勉強に励んだ末に合格した静岡大で力をつけて4年時には主将。「静岡のゴジラ」の異名にふさわしい強打で初安打を飾った。記念球も手元に戻り「実家に帰ったときに親にあげます」と顔がほころんだ。

 2軍では二塁を主戦場とし、一塁は昇格前に集中的に守って特訓した。「練習はやってきた。自信を持ってできた」。9回2死二塁では一ゴロを捕って丁寧に栗林にトス。最後のアウトを取り、拳を握った。守備固めを送られることなく僅差の試合を守りきったことも貴重な経験だ。「初めてのことばかりで、まだ何も分からない。それが逆にいいかも」。初々しくも確かな第一歩を刻んだ。

 ◇佐藤 啓介(さとう・けいすけ)2001年(平13)5月24日生まれ、愛知県大治町出身の23歳。小学1年時に中京ボーイズで野球を始める。中京大中京(愛知)では3年夏にベンチ入りし、愛知大会4強で甲子園出場なし。静岡大では1年秋からベンチ入りし、大学通算19本塁打。23年育成ドラフト2位で広島入り。今季は2軍48試合で打率・350、2本塁打、15打点。6月7日に支配下選手に昇格。1メートル82、95キロ。右投げ左打ち。

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