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NHK 25年秋放送の朝ドラ「ばけばけ」発表 小泉八雲の妻描く ヒロインはオーディションで選出

スポニチアネックス / 2024年6月12日 11時3分

東京・渋谷のNHK社屋

 NHKは12日、2025年度後期の連続テレビ小説(第113作)の詳細を発表した。タイトルは「ばけばけ」で、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語となる。脚本はふじきみつ彦氏が手掛けるオリジナル。

 外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に、「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語となる。実在の人物をモデルとするが、大胆に再構成し、登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。現在放送中の「虎に翼」(ヒロイン・伊藤沙莉)、24年秋スタートの「おむすび」(ヒロイン・橋本環奈)、25年春スタートの「あんぱん」(ヒロイン・今田美桜)に続く第113作目の朝ドラとなる。

 物語はヒロイン・松野トキが生まれ育つ島根県から物語は始まる。その後、ヒロインの人生が進むにつれて、舞台地も熊本など各地に移り変わっていくという。

 小泉セツは、松江藩家臣の小泉家の次女として生まれ、直後に稲垣家の養女になる。没落した家を支えるため11歳から織子として働く。1886年に結婚するも、1年で夫は出奔。その後、松江に英語教師として赴任してきたラフカディオ・ハーンのもとで住む込みで働くようになり、当時珍しかった国際結婚をする。再話文学の語り手として、ハーンの著作に大きく寄与した。

 その夫、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、ギリシャ生まれのアイルランド人(英国籍)。アメリカでジャーナリストとなった後、1890年に来日。松江に英語教師として赴任する。その後、熊本五高、東京帝国大学、早稲田大学でも教鞭をとる。1896年、小泉セツと結婚、日本に帰化し、小泉八雲を名乗る。『知られぬ日本の面影』『怪談』など、日本の古来の文化を記した著作は高く評価されている。

 タイトルについては「このドラマは『化ける』物語です。急速に近代化が進む明治の日本は、人々の暮らしや価値観がどんどん『化けて』いきます。その中で取り残された人々の思いは、時に怪談という物語に形を変え語り継がれてきました。それと同じように、うらめしかったトキの世界も、いつしか、かけがえのないすばらしいものに『化けて』いくのです」と思いを記した。

 脚本を担当するはふじきみつ彦氏。これまでNHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(第30回橋田賞受賞)、テレビ東京「デザイナー渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」などを手掛けてきた。

 ヒロイン・松野トキ役と、その相手役となる外国人英語教師の役は、いずれもオーディションで決定する予定。主人公のオーディションでの起用は「あんぱん」の今田美桜に続き、2作連続となる。「虎に翼」「おむすび」はキャスティングだった。

 撮影は25年春にスタートする。

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