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西武 泥沼8連敗で脱出!源田の涙から一夜…隅田“マダックス”99球今季初完封 打線は5回一挙5点

スポニチアネックス / 2024年6月12日 20時40分

<西・広>広島打線を封じる隅田(撮影・白鳥 佳樹)

 ◇交流戦 西武5―0広島(2024年6月12日 ベルーナD)

 西武は12日、本拠ベルーナドームで広島に5―0で勝ち、6月2日の巨人戦(ベルーナD)から続いていた連敗を8でストップ。負ければ球団ワースト13連敗を喫した2015年7~8月以来となる屈辱だったが、5回に打者10人の猛攻で一挙5点を挙げて試合を決めた。先発投手の隅田知一郎投手(24)は広島打線を4安打に抑え、昨年8月9日の日本ハム戦(エスコンF)以来、プロ2度目の完封勝利で今季4勝目を挙げた。

 隅田は4回までは走者をだしながらも無失点でしのぎ、打線が5回に5点を先制すると一気にギアを上げた。8回までは散発2安打に抑え、9回は秋山と野間の安打で2死一、二塁のピンチを招いたが最後は4番・小園を空振り三振に仕留めて99球で100球未満の完封勝利「マダックス」を達成した。

 4回までは広島先発・森下の前に1安打に抑えられていたが、5回に先頭の代打・滝沢の左前打から2死三塁とすると、9番・元山が森下のカットボールをしぶとく中前に運んで先制に成功。チームにとって7日の阪神戦(甲子園)の5回、代打の長谷川が左前適時打を放って以来36イニングぶりとなるタイムリーを記録し、一塁でガッツポーズを繰り返した。

 なお2死一塁から長谷川の中前打で一、二塁とし、西川の右中間を破る2点三塁打で追加点。栗山が四球でつなぐと、中村剛は適時内野安打、陽川は中前適時打で続き、この回打者10人の猛攻で6安打を集中して一挙5点を奪った。西武の1イニング複数得点は4日のヤクルト戦(神宮)の7回以来、62イニングぶりだった。

 前夜は1―2で敗れて5月に続いて2カ月連続の8連敗。12球団最速の40敗目を喫して借金は今季最多の22まで膨らみ、交流戦負け越しも決まった。9回2死二塁、一ゴロで必死のヘッドスライディングを見せた源田は両手をついてうずくまったまま動けず、真っ赤な目で「僕のせいです。また頑張ります。すみません」と言葉を絞り出した。

 その源田の涙に奮い立った選手たちが一丸となって広島に快勝。交流戦から指揮を執る渡辺監督代行兼GMはようやく4勝目を挙げた。

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