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西武・隅田 前夜の源田の姿に奮い立った「絶対勝つぞ、やり返すぞと」 球団36年ぶりマダックス達成

スポニチアネックス / 2024年6月12日 21時20分

<西・広>完封勝利にガッツポーズする隅田(撮影・白鳥 佳樹)

 ◇交流戦 西武5―0広島(2024年6月12日 ベルーナD)

 西武は12日、本拠ベルーナドームで広島に5―0で勝ち、6月2日の巨人戦(ベルーナD)から続いていた連敗を8でストップ。負ければ球団ワースト13連敗を喫した2015年7~8月以来となる屈辱だったが、先発投手の隅田知一郎投手(24)が9回99球を投げて4安打完封。昨年8月9日の日本ハム戦(エスコンF)以来、プロ2度目の完封勝利で今季4勝目を挙げた。打線は5回、打者10人の猛攻で一挙5点を挙げて援護した。

 6月1日の巨人戦を最後に勝利から見放され、球団史上初の屈辱となる2カ月連続の8連敗。前夜は広島に1―2で敗れて12球団最速の40敗目。9回2死二塁、一ゴロで必死のヘッドスライディングを見せたが最後の打者となった源田は両手をついてうずくまったまま動けず、真っ赤な目で「僕のせいです。また頑張ります。すみません」と言葉を絞り出した。

 隅田はその源田の姿を見て奮い立ったという。「昨日、源田さんとかの悔しい姿を見て今日は絶対勝つぞ、やり返すぞという気持ちでマウンドに上がった」。

 序盤は先頭打者に出塁を許したが無失点でしのぎ、打線が5回に5点を先制すると一気にギアを上げた。8回までは散発2安打に抑え、9回は秋山と野間の安打で2死一、二塁のピンチを招くも最後は4番・小園を空振り三振に仕留めて99球で100球未満の完封勝利「マダックス」を達成した。

 「ストレートが走ってたので真っすぐで押していけるんじゃないかと思って古賀と話して、そこを押していけたのでよかった」と隅田。9回は球数を意識するも2安打を打たれて「無理なんじゃないかと思いました」が、球団では1988年の松沼博久以来、36年ぶりの「マダックス」を成し遂げた。

 本拠のファンを前に「こういう試合を毎試合して勝っていけたらファンの皆さんも一緒に上がっていけると思うので今後もこういう試合を続けていきたい」と力強く決意。そして「チームとしては凄い悔しい気持ち募ってるんですけど、勝つ喜びは凄い大きいのでこういう試合を続けていってどんどん上がっていけるようにこれからも頑張っていきたい」と意気込んだ。

 渡辺監督代行は隅田について「序盤先頭打者を出すイニングが多くて苦しんでいたが、その後きっちり慎重に抑えてくれた。連敗している時はピッチャーが完封するに限るなと思います」と賛辞。「途中からマダックス狙えるなと思っていた」というが、9回のピンチでは「最後はそんなことよりとにかく何球使ってもいいから打ち取ってくれと思っていた」と笑顔で振り返っていた。

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