巨人ドラ4の泉口がプロ初の猛打賞 「やっと（打率）2割に乗ったくらいなので」と謙虚に語る

＜楽・巨＞9回、泉口は2点適時二塁打を放つ　（撮影・西川祐介）

　◇交流戦　巨人4―5楽天（2024年6月12日　楽天モバイル）

　巨人は12日、楽天モバイルで楽天と対戦し、4―5で敗れ、今季ワーストの5連敗となった。先発の堀田賢慎投手（23）が2回2/3を投げ、8安打5失点でKO。救援陣が踏ん張り、2回以降は無失点に抑えたが、反撃は1歩及ばなかった。これで貯金がなくなるとともに、交流戦は6勝8敗となり、交流戦優勝の可能性は消滅した。

　阿部監督は試合後「いい粘りを見せてくれた」と語った。3回に丸の右前適時打、4回に岡本和の左翼線適時二塁打で追い上げる。3点を追う9回2死一、二塁からはドラフト4位ルーキーの泉口友汰内野手が、楽天守護神・則本の直球を右中間2点二塁打を放った。泉口は3回に右翼線三塁打、8回にも左前打を放ってプロ初の猛打賞となった。

　「9番・遊撃」で先発出場して4打数3安打で打率は.213となった。11日の同戦のプロ初アーチからバットは振れている。「つないでもらったので、自分も後ろにつなげられるように。それだけです。今日でやっと（打率）2割に乗ったくらいなので全然貢献出来ていない。これからもっといいところで打てるように頑張りたい」と前を見据えた。