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関本賢太郎氏 低調の阪神打線に苦言「設定が甘すぎる」 佐藤輝は球速「160キロ以上」想定でもいい

スポニチアネックス / 2024年6月13日 5時17分

関本賢太郎氏

 ◇交流戦 阪神0ー4オリックス(2024年6月12日 京セラD)

 【関本賢太郎 視点】阪神は相手先発エスピノーザに、6回1死まで打者16人がパーフェクトに抑えられた。スコアラーなどから情報と傾向は上がってきており、各打者は対策を講じて打席に向かっているだろうが、「設定」が甘すぎるのではないか。

 1打席目の1球目からスイングしたのはスタメン9人のうち渡辺(空振り)と木浪(遊直)の2人だけ。糸原は初球がボールだったが、2球目のファーストストライクは見逃した。オープン戦で一度だけしか対戦経験のないエスピノーザに対して、タイミングと軌道を確かめるためにまずは1つ見てから…という気持ちは理解できるが、ゾーンにどんどん投げ込んでくる相手投手には消極的すぎる。

 特に目立つのが佐藤輝だ。同じやられ方をしているため「設定」を変えなければならない。インハイの150キロをファウルにしてカウントを悪くして、ボール球に手を出してしまうのがパターン。その分かっているインハイの真っすぐを一発で仕留められないのは、何かがズレているからだ。試合序盤はまだ相手投手も元気で、映像や情報よりも、おそらくキレもスピードもある。そのズレを修正するためには、例えば球速を「160キロ以上」として想定するくらいでもいい。

 この日も試合前の打撃練習では、いい打球を飛ばしていた。だが試合になれば、球速は打撃投手の球より30キロも速くなる。しかも打たせようと真ん中に投げてくれる打撃投手の球を、自分のポイントで打っていても試合では差し込まれるだけ。極端に言えば、かなりポイントを前にして、右翼ポールよりもさらに引っ張るくらいでもいい。そのタイミングで少しずつ手前へ持ってきてアジャストしていく方法。ちなみに今の打線なら糸原はまったくその逆で、最も(捕手側へ)引きつけてから、前へ前へと合わせていけるので、打席でも粘ることができている。佐藤輝は糸原とは正反対のアプローチの仕方が必要だ。

 阪神は投手力がいいので、先制点が勝敗を大きく左右する。佐藤輝をはじめ、各打者はなるべく早いイニングから援護できる準備をしていく必要がある。(スポニチ本紙評論家)

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