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ミセス新曲「コロンブス」MV、公開停止 問題点は? 類人猿との“架空の物語”説明も…先住民と重ねる声

スポニチアネックス / 2024年6月13日 15時32分

Mrs. GREEN APPLE

 ロックバンド「Mrs.GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」は13日、前日12日にリリースしたばかりの新曲「コロンブス」のMV(ミュージックビデオ)の内容について「理解に欠ける表現があった」として公開を停止に。レコード会社「ユニバーサル ミュージック合同会社」が謝罪した。X(旧ツイッター)では関連ワードがトレンド入りし、議論が活発化している。

 「コロンブス」は、ボーカル・大森元貴が大航海時代の探検家クリストファー・コロンブスに、若井滉斗がナポレオンに、藤澤涼架がベートーヴェンに扮し、「もしも生きた時代の異なる偉人たちが一緒に旅をしたら?」「道中で500万年以上もの時を越えて出くわした類人猿たちとのホーム・パーティー」という、想像の物語を描いた。「コカ・コーラ」Coke STUDIOキャンペーンソングに起用されていた。

 MVの中では、猿の着ぐるみを着た出演者にピアノを教えるなど“文明を学ばせる”ようなシーンが描かれた。また、猿の着ぐるみを着た出演者に人力車を引かせる様子も描かれ、物議を醸した。

 歴史に名をはせるイタリアの探検家クリストファー・コロンブスだが、近年「先住民の虐殺者」や「黒人奴隷貿易に関与した」などとして批判を集めるようになった。2020年にアメリカで起きた白人警官の暴力による黒人男性死亡事件以降、世界各地でコロンブス像が破壊されるデモが頻発している。

 ミセスのMVでは「500万年以上もの時を越えて出くわした類人猿たちとのホーム・パーティー」という架空の物語であることが説明されているが、「類人猿と先住民とを重ねているのでは」と受け取りかねないという声が上がった。

 猿の着ぐるみを着た出演者に人力車を引かせる様子に関しては、「奴隷労働」を彷彿とさせるという声が上がり、猿の着ぐるみを着た出演者に文明を学ばせるシーンについては「コロンブスは奴隷制度を作ったり先住民を奴隷にしたと言われている人なので、コロンブスの格好をして猿に文明を教えているような描写はMVでも倫理的にどうなの」「高度な文化の西洋人という印象」という声が。

 ファンからは「ミセス炎上する日が来るとは」「コロンブスという楽曲に罪はない。これからもミセスを応援し続けます」「むしろ現代のなんでも規制しようとする風潮へのアンチテーゼなのかもしれない」「500万年前にタイムスリップして歴史を塗り替えることができたらどんなにいいだろう…という世界平和への願いが込められてるのでは」「これからも応援してます」と、さまざまな声が投稿された。

 レーベルはこれらの声を受け、「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため、公開を停止することといたしました。当社における公開前の確認が不十分であり、皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

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