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中村俊輔氏 14日開幕「欧州選手権」展望語る 伊&独に注目も仏V予想 個人ではカマビンガの「とりこ」

スポニチアネックス / 2024年6月14日 6時3分

中村俊輔氏がとりこになっているフランス代表のE・カマビンガ(ロイター)

 【月刊中村俊輔 6月号】22年シーズン限りで現役を引退し、現在は横浜FCのコーチを務める元日本代表MFの中村俊輔氏(45)がサッカーの魅力を語り尽くす「月刊中村俊輔」。6月号のテーマは14日に開幕する24年欧州選手権ドイツ大会。俊輔氏がとりこになっているという注目選手とは?優勝予想は?今季ブレークした新星は代表でも輝けるのか。独自の視点で欧州の頂点を決める大会の展望を語った。

(取材・構成 垣内 一之)

 W杯に匹敵する注目度を誇る4年に1度の祭典がいよいよ開幕する。現在、S級コーチ養成講習会を受講中の俊輔氏は「またいろんな戦術が見られると思う」と前置きした上で「結局スポーツだから、一つのミスで(チーム全体の)メンタルが動く。ミスを誘うためにジャブを打って、それが効いてどこでミスマッチが起きているのか。試合の流れ、コントロールする力、そういった奥深さを見ていきたい」と大会全体の注目ポイントを挙げた。

 では注目するチームはどこか。冬季開催だった前回W杯から約1年半。それだけに「今回は長いシーズン直後だからケガ持ちの選手だったり、メンタルが疲弊している選手もいるはず。有力とされるチームもどんな問題が起きるか分からない。ギリシャが優勝した04年大会みたいに、今回は快進撃で勝ち上がるチームはいつもより多い気がする」と予想。「2大会連続でW杯出場を逃した前回優勝のイタリアは、“復活アピール”が必要。だから逆にチームはまとまっていると思う。あとは開催国ドイツも、1次リーグ敗退となったW杯後に監督がナーゲルスマンに代わって立て直してきている。その2チームは注目」と伝統国2チームの名前を挙げた。

 個人については「ビッグクラブでやってる選手が、代表でどんなプレーをするのかは見てみたい」と言う。その中で俊輔氏が名前を挙げた3人が、今季彗星(すいせい)のごとく現れたバルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマル(16)、Rマドリードで躍進したイングランド代表MFジュード・ベリンガム(20)、悲願の初優勝を飾ったレーバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ウィルツ(21)だ。「本当にスターになる選手は、代表でもブレークしないといけない。あのメッシでさえW杯優勝するまではいろいろ言われたから」と指摘した。

 ただ、俊輔氏が「とりこになっている」とまで言い切る最注目選手は他にいる。Rマドリードのフランス代表MFエドゥアルド・カマビンガ(21)だ。「まず絶対にボールを取られない。ポジショニングが良くて、ハードワークもできて、ボールのつなぎ方、持ち方も素晴らしい。広いゾーンでプレーでき、いろんな仕事してチームに貢献できている。自分が監督だったら、一番に獲りたいタイプ。まさに現代サッカーの申し子」

 そんなカマビンガを含め各ポジションにタレントがそろうフランス。優勝候補筆頭とされ、俊輔氏も「優勝は、今のところフランスしか思いつかない。やっぱり強いと思う」と予想した。00年以来2度目の頂点に立てるか、注目だ。

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