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錦織 5大会連続五輪 杉山愛超え日本テニス界単独最多 女子・大坂は2大会連続 ダブルス該当者なし

スポニチアネックス / 2024年6月14日 4時18分

錦織圭と大坂なおみ(ともにAP)

 日本テニス協会は13日、男子の錦織圭(34=ユニクロ)と女子の大坂なおみ(26=フリー)がパリ五輪のシングルス出場権を獲得したと発表した。国際テニス連盟(ITF)から通知が届いた。錦織は5大会連続5度目の五輪出場で、4大会で並んでいた杉山愛を抜き日本テニス界で単独最多となる。大坂は2大会連続2度目の出場。今後、ケガやツアー優先による辞退者が出た場合は圏外の日本選手が繰り上がる可能性がある。

 完全復活への途上にある錦織が再び五輪の舞台に立つ。08年北京大会から続く5大会連続5度目の出場は杉山愛を抜く日本テニス界最多。ここ数年は故障に苦しんでおりツアーに専念する選択肢もある中、5月下旬には「五輪はグランドスラム(4大大会)と同じぐらい大事さのところにある。いい結果を残したい気持ちは大きい」と出場への意欲を示していた。

 五輪のシングルスの出場枠は男女各64人。出場権は10日付世界ランキングで男女共に各国・地域4人を上限に上位56選手に優先的に付与される。錦織は286位だが、ケガや出産などにより長期離脱した選手に適用される特別ランキングは48位で圏内に入った。21年東京五輪は8強。パリでは銅メダルを獲得した16年リオ五輪以来の表彰台を目指す。

 錦織は五輪と同会場で開催された全仏オープン(5月26日~6月9日)に出場。21年全米オープン以来3季ぶりの4大大会で、1回戦はフルセットにもつれる4時間22分の激闘を制した。2回戦は右肩痛で途中棄権したものの、ストロークの安定感など世界トップレベルの技術を披露。3セットマッチの五輪は5セットマッチの4大大会と比べて消耗が少ないだけに、上位進出への期待は高まる。

 ≪全仏で健在アピール≫大坂は聖火リレーの最終点火者を務めた21年東京五輪に続く五輪となる。世界ランキングは125位。46位の特別ランキングでも圏内に入るが、4大大会優勝経験者に付与されるITF枠で出場する意向を示している。全仏オープンでは2回戦で優勝した世界ランキング1位のシフィオンテク(ポーランド)に敗れたものの、マッチポイントを握るなど追い詰めた。苦手としてきた赤土に対する自信を深めてパリ五輪を迎える。

 ▽パリ五輪への道 各国・地域の出場枠は最大で男女各6人。シングルスは男女共に最大4人、男女のダブルスは各最大2組、混合ダブルスは1組が出場可能。今月10日付の世界ランキングなどを基に決定。男女ダブルスの枠は32。代表入りの条件は原則として20年8月以降に国別対抗戦に2試合メンバー入りすることだが、出産や負傷で免除される場合がある。

 ▽五輪のテニス 1896年の第1回アテネ大会からの実施競技。1924年パリ大会後に一度は除外されたが、プロ選手への門戸開放に伴って88年ソウル大会で正式競技に復帰した。20年アントワープ大会で熊谷一弥が男子シングルス銀メダルに輝き、全競技を通じて日本の五輪メダル第1号となった。2016年リオデジャネイロ大会では錦織圭が男子シングルスで銅メダルを獲得。パリ大会は4大大会第2戦、全仏オープンの会場でもある赤土のコート、ローランギャロスで実施する。

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