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【バレー女子】五輪持ち越し 勝てばパリ決定も…2―0から格下カナダに逆転負け 残り2試合

スポニチアネックス / 2024年6月14日 4時52分

カナダに敗れ、がっくりと肩を落とす古賀紗理那(左)ら(撮影・平嶋 理子)

 ◇ネーションズリーグ女子1次リーグ福岡大会第3日(2024年6月13日 北九州市・西日本総合展示場)

 6大会連続五輪出場を狙う日本はカナダに2―3で逆転負けした。連勝は4で止まり、7勝3敗となった。勝てばパリ五輪出場が事実上決まる大一番だったが、痛恨のフルセット負けで世界ランクは6位から7位に後退し、アジア・オセアニア最上位は中国に奪われた。15日にはセルビアと対戦する。

 歓声がため息に変わった。目の前にパリ行きの切符があるのにつかめない。勝てば五輪出場が決まる一戦で、カナダに2―0から逆転負けを喫した。

 エース古賀はチーム最多20得点にも「サーブで崩せず、好き放題打たれた。攻撃でも(トスが)欲しいところで逆サイドに上がったりかみ合ってなかった。修正したかったけど、修正できずに3、4セット目を取られた」と険しい表情だった。

 第1セットは石川の3連続得点で突き放して先取。第2セットは宮部、井上の活躍で制した。しかし第3セット以降はカナダの高いブロックに苦戦し、強打に押し込まれた。第5セットは終盤、古賀が立て続けに決めて14―14に持ち込んだものの最後は力尽きた。

 真鍋監督は「3セット目以降はずっと守っていた。サーブで崩され、スパイクが決まらなかった。逆に我々のブロックでは(アウトサイドヒッターの)3番(バンライク)と9番(グレイ)を止められなかった」と嘆いた。

 試合前に日本バレーボール協会がカナダ戦に勝てばパリ五輪出場が事実上確定すると発表した。古賀は「この大会に入って常にプレッシャーのかかる試合をしてきた。今日もプレッシャーはかかるけど、集中しようという気持ちだった」と影響を否定した。しかし結果として世界ランクは中国に抜かれて6位から7位に後退し、アジア・オセアニア最上位からも陥落した。昨年の五輪予選でも初戦から5戦連続ストレート勝ちで王手をかけたが、トルコ、ブラジルに敗れて出場権を逃した。その教訓を生かす時がやってきた。

 真鍋監督は「気持ちを切り替えてセルビア戦に臨みたい」と前を向いた。古賀は「セルビア戦に勝たないといけない。もう一回選手で話し合ってやっていきたい」と自らを奮い立たせた。

 ≪石川は不完全燃焼≫石川は波に乗りきれなかった。韓国戦はチーム最多16得点と躍動したが、この日はチーム4位の9得点。第1セットは18―19から3連続得点するなど貢献したものの、その後は得点を伸ばせず交代した。「最後の競った場面で勝ちきれなかった。個人としてもミスがあったので反省しないといけない」と厳しい表情で振り返り「気持ちを切り替えてスタートからいいパフォーマンスができるように準備したい」とセルビア戦を見据えた。

 ▽パリ五輪への道 出場枠は12で7カ国は決定済み。残り5枠は今大会1次リーグ後、17日の世界ランクで決まる。(1)出場権決定国のいない大陸(アジア・オセアニア、アフリカ)の最上位(2)出場決定国とアジア・オセアニア最上位、アフリカ最上位を除く上位3カ国に入れば出場権を得る。日本は世界ランクで中国に抜かれ、(1)のアジア・オセアニア最上位から陥落したが、現状では(2)の条件は満たしている。日本は残り2試合で、日本を追っているカナダとオランダは14日に直接対決する。

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