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米倉涼子、難病との闘いを語る理由「いつか克服して元気な姿で頑張れるのを教えたい」

スポニチアネックス / 2024年6月14日 11時5分

米倉涼子

 女優の米倉涼子(48)が14日、NHK「あさイチ」(月~土曜前8・15)の「プレミアムトーク」にゲスト出演。難病の「低髄液圧症候群」公表後初めて生放送に出演し、闘病生活について語った。

 体調について聞かれると、米倉は「去年とても素晴らしい先生に出会った。8月に手術をして、今年5月くらいから急に元気になってきました」と明かした。

 病気の苦しさについて「分かってもらえないことが多い。真っすぐ歩けない。だるさとか立ち上がれないとか。ライトがつながって見えちゃうので、自分がどこにいるか分からなくなっちゃう。座っていることすらできなくなっちゃう」と語った。

 一時は引退を覚悟したという。最後の望みとの思いで、関西の医師の元へ。症状が少しずつ回復していったという。「この先生に頼ればもしかしたらという思いでやらせていただいた。後は覚悟を決めて仕事をやらない」と、闘病を振り返った。「1回リセットして、完璧な状態で仕事を終わらせたいというのが今の目標」と語った。

 闘病生活についてテレビで語るのは、この病気のことをもっと知って欲しいという思いからだという。「病気ってたくさんあるから、これだけじゃないよと思う方ももちろんいらっしゃると思う」とした上で、「私は芸能人なのでテレビや舞台の上で、絶対いつか克服して元気な姿で頑張れるのをみんなに教えてあげたいというのが今の目標」と、同じ病気で苦しむ人への思いを語った。

 米倉は19年に低髄液圧症候群であることを公表し、「(病気と)付き合っていかなきゃいけない状態になりました」と説明。この病気は、脳と脊髄の周りを満たす髄液が漏れることによって、頭痛、めまい、首の痛み、耳鳴り、視力低下、全身倦怠感などの症状が現れる。また、治療法や診断方法も確立されておらず、完治が難しいと言われている。

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