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宝塚歌劇団 親会社の株主総会で不穏な空気に

スポニチアネックス / 2024年6月14日 11時26分

宝塚大劇場

 宙組所属の娘役が急死したことで揺れた宝塚歌劇団の親会社、阪急阪神ホールディングスの株主総会が14日、大阪市内で行われた。

 同社角和夫代表取締役会長が、宙組生徒の逝去に触れ「2度とこういうことを発生させないよう全力で取り組んで参ります」とした発声で続く嶋田泰夫社長の防止策など、冒頭7分を使って歌劇団に関する謝罪と説明に費やした。

 株主から、厳しい質問を浴びせたのは4番目に挙手した宝塚市からの男性。急死した生徒や「いじめ」をしたというタカラジェンヌの実名を挙げて「○○さんは宙組の上級生からのイジメに耐えかねて自殺したというじゃないですか。6月20日には舞台に立つのであれば、(当該生徒を)この場に呼んで頂きたい」などと質問。さらにこれにより、株価が著しく低下したと指摘した。

 これに対し、大塚順一取締役は「この場に出席しないのはなぜか?という点ですが、当該生徒は基本的には悪意をもってやったとは言えないと思っております。このような環境を作ったのは劇団でありますので、当人たちに責任を負わせることはできない」などと説明。すると、会場から「(宙組生徒は)関係あるだろう!」「なんで株価が下がったか説明しろ!」などと罵声が飛び、これを後押しするような拍手が起きるなど不穏な空気が流れた。

 宙組については昨年9月30日、劇団員の娘役が急死。遺族がその原因を「パワハラ」「いじめ」と訴えたが、当初劇団側はいじめ等を認めず「長時間労働が負荷となった可能性」などとしていた。しかし今年3月28日、遺族側の訴えをほぼ認める形で合意書を締結。 死去した翌日から公演中止を続けていた宙組は体制を変えず6月20日、兵庫・宝塚大劇場で開幕するレビューで約9カ月ぶりに公演を再開させることになっている。

 同株主総会は例年、傘下のプロ野球・阪神タイガースに関するユニークな質問が飛ぶことで知られる。

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